NetBSD 1.2 についての情報
NetBSD 1.2 は NetBSD オペレーティングシステムの 5 番目のリリースです。
NetBSD 1.2 は 1996 年 10 月 4 日にリリースされました。
この新しいリリースは、成功した NetBSD 1.1 リリースに、
多くのバグ修正、カーネルサブシステムの追加や更新、
ユーザーランドのさまざまな拡張を行なうことによって作られました。
これらの改良の結果、製品に適した安定したオペレーティングシステムとなり、
次世代の開発に適したものとなりました。
NetBSD 1.2.1 は 1997 年 5 月 20 日にリリースされました。
このメンテナンスリリースでは新機能はありませんが、
多くのバグとセキュリティーホールが修正されています。
NetBSD 1.1 からの重要な変更点には次のようなものがあります:
- マルチプラットフォームの伝統を受け継ぎ、
DEC Alpha ポートの統合が完了し、
また、新たなポートとして ARM と x68k が加わりました。
- NetBSD/sparc が 4m マシンに対応しました。
- NetBSD/amiga が DraCo に対応しました。
- 標準 C のプロトタイプがカーネルに追加されました。
- カーネル NTP (Network Time Protocol) に位相同期回路のサポートが
追加されました。詳しくは
http://www.eecis.udel.edu/~ntp/ を見てください。
- PINT (PINT is not TWAIN) SCSI スキャナードライバーのインターフェースが
加わりました。
- 新しい SCSI メディアチェンジャードライバーと、
これを操作する `chio' プログラムが加わりました。
- NFS サブシステムが NFSv3 に対応しました。
- ネットワークサブシステムに、
いくつかの性能拡張が行なわれました。
- GCC, Libg++ など、多くのサードパーティー製プログラムを、
最近のバージョンにアップグレードしました。
カーネルのインターフェースは洗練されたものであり続けており、
多くのサブシステムとデバイスドライバーが異なるポートで共有されています。
この傾向は今後も続くでしょう。
NetBSD 1.2 には、 NetBSD バイナリーエミュレーションシステム
(FreeBSD, HP-UX, iBCS2, Linux, OSF/1, SunOS, SVR4, Solaris, Ultrix
との互換性を持つ) のいくつかの改良も含まれており、
NetBSD は可能な限り正確なエミュレーションという目標に近付きました。
NetBSD 1.2 には以下に挙げるアーキテクチャー用のバイナリーがあります:
(連絡先 - 英語,
日本語:
www@jp.NetBSD.org)
$NetBSD: index.html,v 1.2 2007/06/09 20:29:57 dsieger Exp $
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