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Diskless NetBSD HOW-TO, ndbootd (ND) サーバーの設定

Sun 旧来の Network Disk (ND) プロトコルは、 Sun 2 マシンでの ネットワーク経由のブートに使われています。 ND プロトコルは、 Sun が NFS 以前に設計したものです。 ND は、ディスクの raw ブロックをネットワーククライアントが利用できるようにするだけのものです。 これは、 NFS が真の名前空間とファイル抽出を提供しているのとは対照的です。

ndbootd は、 ND プロトコルをサポートするサーバーです。 ただし、これでサービスできることは、一段目と二段目のブートローダー だけを含んだ仮想的なディスクに限られます。

最初に、この二種類のブートローダーを入手する必要があります。この一段目と 二段目のブートローダーは、それぞれ bootyynetboot という名前です。これらは NetBSD/sun2 配布物に含まれており、 installation/netboot/ 以下にあります。

/tftpboot ディレクトリーにあるブートローダーを見つけられるように ndbootd を設定する方法は、そこにファイルを置くだけという簡単このうえないものです。 それから、序説で概説したとおり、 個々のクライアント用に netboot へのシンボリックリンクを用意する必要があります。 たとえば、 IP アドレスが 192.168.1.10 の sun2 クライアントがあれば、以下のようにします:

# mkdir -p /tftpboot
# cp /from/some/where/bootxx /tftpboot
# cp /from/some/where/netboot /tftpboot
# cd /tftpboot 
# ln -s netboot C0A8010A.SUN2
ndbootd は、クライアントにブートローダーをサービスするほか、 クライアントの IP アドレスの通知もします。よって、以下の説明では rarp に似たような説明もあります。 (rarp の設定もする必要があるので、これでいいのです。)

NetBSD での ndbootd の設定
OpenBSD での ndbootd の設定
FreeBSD での ndbootd の設定
Linux での ndbootd の設定
SunOS での ndbootd の設定
Solaris での ndbootd の設定


NetBSD

最近の NetBSD リリース版は ndbootd を含んでいます。古いリリース版の場合は、 http://mit.edu/fredette/www/ndbootd/ 以下にある最新バージョンをダウンロード・構築・インストールする必要があります。

カーネルを再構築している場合、 コンフィグファイルに以下の記述があることを確認してください:

pseudo-device   bpfilter       4
NetBSD の配布に含まれる GENERIC カーネルは、これを含んでいます。

  1. /etc/ethers ファイルを作り、クライアントを列挙しておきます:
    #/etc/ethers
    CC:CC:CC:CC:CC:CC     client

  2. /etc/hosts ファイルにクライアントの情報を書いておきます:
    192.168.1.10 client

  3. # /usr/sbin/ndbootd -d -s /tftpboot /tftpboot/bootyy

これで ndbootd がフォアグラウンドでデバッグモードで動きます (つまり ^C で止められます) 。 サーバーが要求を受けると、デバッグ用のメッセージをたくさん出力します:

rarp の設定に進む


FreeBSDOpenBSD

http://mit.edu/fredette/www/ndbootd/ 以下にある ndbootd の最新バージョンをダウンロード・構築・インストールする必要があります。

  1. /etc/ethers ファイルを作り、クライアントを列挙しておきます:
    #/etc/ethers
    CC:CC:CC:CC:CC:CC     client

  2. /etc/hosts ファイルにクライアントの情報を書いておきます:
    192.168.1.10 client

  3. # /usr/local/sbin/ndbootd -d -s /tftpboot /tftpboot/bootyy

これで ndbootd がフォアグラウンドでデバッグモードで動きます (つまり ^C で止められます) 。 サーバーが要求を受けると、デバッグ用のメッセージをたくさん出力します:

rarp の設定に進む


Linux

未定です。 ndbootd は今のところ Linux 上で動作しません (低レベルのイーサネットアクセス機能はまだ書かれていません) 。 プログラマーなら書けるでしょう - ソース config/ndbootd-bpf.c にあるのと同等のインターフェースを用意すればよいのです。

SunOS

未定です。 ndbootd は今のところ SunOS 上で動作しません (低レベルのイーサネットアクセス機能はまだ書かれていません) 。 プログラマーなら書けるでしょう - ソース config/ndbootd-bpf.c にあるのと同等のインターフェースを用意すればよいのです。

Solaris

未定です。 ndbootd は今のところ Solaris 上で動作しません (低レベルのイーサネットアクセス機能はまだ書かれていません) 。 プログラマーなら書けるでしょう - ソース config/ndbootd-bpf.c にあるのと同等のインターフェースを用意すればよいのです。

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$NetBSD: nd.html,v 1.3 2007/08/01 15:36:02 kano Exp $
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