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NFS サーバーの設定、 ディスクレス NetBSD HOW-TO

NFS は UNIX で標準的な、ネットワーク化されたファイルシステムです。 ブートローダーは、カーネルが NFS サーバー上に見つかることを期待し、 メモリー上にロードし、転送制御します。 もし、ローカルのハードディスクに NetBSD をインストールするためだけに ネットブートをするなら、 このページ を読んでください。 クライアントは、 NFS サーバー上のファイルを root 権限で読み書きできる必要があります。 セキュリティー問題を考慮する場合は、クライアントがどこをアクセスするのか 慎重に決定する必要があります。

注意: たとえファイルシステムのサブディレクトリーだけをエクスポートしていても、 (NetBSD を含む) 多くのオペレーティングシステム上のNFS サーバーでは アクセス要求を実際にエクスポートされたサブディレクトリーに制限していないので、 悪意あるクライアントはファイルシステム全体へアクセスし得る可能性があります。

次のディレクトリーは root が読み書きできることが必要です:

/
/var
/etc
/dev
その結果、一番簡単なのは、 /home および /usr/export/client/root から分離して、 root の読み書き権限をはずしてエクスポートすることです。 この HOW-TO 内を通じて、 /usr/home を明示的に分けているのは、このためです。 この通りにすると、ディレクトリー構造はこのようになります:

サーバー (エクスポートディレクトリー) クライアント
/export/client/root /
/export/client/swap (ファイル) /swap (ファイル)
/export/client/usr /usr
/export/client/home /home

注としては、 /swap はファイルとしてマウントされるでしょう。

また、サーバーが同一アーキテクチャー (例えば、 NetBSD/hp300 および sun3 の Motorola 680X0 マイクロプロセッサー、 NetBSD/sparc の Sparc マイクロプロセッサー、 および NetBSD/vax の Vax マイクロプロセッサー)で、 NetBSD が動作している場合は、クライアントは、 サーバーのディレクトリー構造の /usr を使うことができ、 ディスク使用量を大きく節約することができます。 この場合、 サーバーは /export/client/usr の代わりに /usr をエクスポートする必要があります。

いかなるホストも TCP wrapper 経由のアクセスを拒否しないことを 確認する必要があります。 /etc/hosts.deny および /etc/hosts.allow 中の nfsd, mountd, rpcbind および portmap エントリーを見てください。 これらのファイルを nfs アクセスを制限するのに使うなら、 hosts.deny 中の nfsd, mountd, rpcbind, および/または portmap エントリーをコメントアウトするか、 または、 hosts.allow にクライアントのエントリーを追加する必要があります。 多分、これらのデーモンを kill -HUP する必要があるでしょう。 注としては、 portmap は手の込んだことをしていて、また、いくつかのプラットフォームでは、 kill -HUP が実際にそれを kill することがあることです。 ホストがアクセスするファイルを変更した後、 nfs サーバーをリブートするのが一番簡単です。

これらいくつかのプラットフォームの nfs サーバーは問題を抱えていますが、 たいてい、小さな努力で次善策となれます。 これは、この HOW-TO の次の項で触れます。

NetBSD での nfs の設定
OpenBSD での nfs の設定
FreeBSD での nfs の設定
Mac OS X と Darwin での nfs の設定
Linux での nfs の設定
SunOS での nfs の設定
Solaris での nfs の設定
NEWS-OS での nfs の設定
NEXTSTEP での nfs の設定
HP-UX 7 での nfs の設定 (動かせません)
HP-UX 9 での nfs の設定
HP-UX 10 以降での nfs の設定


NetBSD および OpenBSD

もし、独自にカーネルを構築するなら、コンフィグファイルに次の記述が必要です:
options         NFSSERVER
NetBSD で配布されている GENERIC カーネルには、これを含んでコンパイルされています。

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/exports に次の各行を追加します:
    #/etc/exports
    /export/client/root -maproot=root:wheel    client.test.net
    /export/client/swap -maproot=root:wheel    client.test.net
    /export/client/usr  -maproot=nobody:nobody client.test.net
    /export/client/home -maproot=nobody:nobody client.test.net

  9. # ps -aux | grep mountd
    もし mountd が走っているなら、 kill -HUP してプロセスに強制的に /etc/exports を再読込させてください。走っていなかったなら、 次のように開始してください:
    # /usr/sbin/mountd

  10. # ps -aux | grep nfsd
    もし NFS デーモン nfsd が動作していなければ、このように開始してください:
    # /usr/sbin/nfsd -tun 4

もし、サーバーで NFS デーモンが動作してなければ、クライアントにこのように表示されます:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、サーバーで NFS が動作していても、ルートディレクトリーがクライアントに エクスポートされていなければ、このようにクライアントに表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


FreeBSD

FreeBSD 4.x のセットアップ方法は NetBSD と同様ですが、 mountd に異なるオプションが必要なことと、 /etc/exports の書式が異なります。
  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/exports に次の行を追加します ( FreeBSD ハンドブック Section 17.4 NFS (日本語訳) を参照してください):
    #/etc/exports
    /export/client/root /export/client/swap -maproot=root:wheel    client.test.net 
    
    FreeBSD では、一つのファイルシステム (/export のような) 中に含まれる 複数のディレクトリーをクライアントに公開することは、その各ディレクトリーを /etc/exports で一行にまとめて書かない限り、できません。

    また、クライアントの /home/usr/export/client/root 以下に置くようにする必要があります。 FreeBSD では、公開する各ディレクトリーを別ディレクトリーに分けて (さらに -maproot=root:wheel を外して)、 それぞれが異なる特性を持つようにすることはできません。

  9. # ps -aux | grep mountd
    もし mountd が動作していれば、そのプロセスを kill してください。 スワップファイルがマウントできるように -r オプションをつけて実行する 必要が、また、 強制的に NFS V2 を使うために -2 オプションをつける必要があります:
    # /sbin/mountd -2r

  10. # ps -aux | grep nfsd
    もし nfsdデーモンが動作していなければ、実行する必要があります:
    # /sbin/nfsd -tun 4

サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、クライアントに次のように表示されます:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
サーバーで NFS が走っていても、クライアントにルートディレクトリーを エクスポートしていなければ、クライアントに次のように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


Mac OS X と Darwin

Mac OS X と Darwin は、 nfs の設定に NetInfo システムを使います。通常の BSD スタイルの 構成ファイルを使う方法もありますが、ほとんどのシステムはデフォルトで NetInfo を使うようになっています。ここでは、 Mac OS X/Darwin のデフォルトインストールによるもの (つまり、そのローカル NetInfo ドメインにおける) の設定方法を説明します。 より詳しくは netinfo(5) マニュアルページを読んでください。

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. 共有するものを公開するため、 NetInfo データベースを書き換えます。 公開ディレクトリーへのパスは、スラッシュを二重にエスケープしなければなりません。 シェルと NetInfo 構文解析 (スラッシュは NetInfo プロパティの区切り文字として使われています) で 2 回解釈されるからです。さらに紛らわしいことですが、ここで追加している NetInfo プロパティの名前は /exports です。
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/root opts maproot=root:wheel
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/root clients 192.168.0.10
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/swap opts maproot=root:wheel
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/swap clients 192.168.0.10
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/usr opts maproot=nobody:nobody
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/usr clients 192.168.0.10
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/home opts maproot=nobody:nobody
    # nicl . -create /exports/\\/export\\/client\\/home clients 192.168.0.10
    
    後から別のクライアントを同じ共有に加える場合は、そのプロパティ (最初に create したもの) に対して append します:
    # nicl . -append /exports/\\/export\\/client\\/root clients 192.168.0.12
    

    すべてうまくいっているか確認するためには、読み返してください:

    # nicl . -read /exports/\\/export\\/client\\/root
    name: /export/client/root
    opts: maproot=root:wheel
    clients: 192.168.0.10 192.168.0.12

  9. # ps -aux | grep portmap
    portmap が動いていなければ、起動する必要があります:
    # /usr/sbin/portmap

  10. # ps -aux | grep nfsd
    nfsdaemon が動いていなければ、起動する必要があります:
    # /sbin/nfsd -t -u -n 6

  11. # ps -aux | grep mountd
    mountd が動いていれば、 kill -HUP してプロセスに NetInfo データベースを強制的に再読み込みさせます。 mountd が動いていない場合は、 以下のようにして起動する必要があります:
    # /usr/sbin/mountd

  12. NetInfo の /exports プロパティがある限り、システムは 再起動するたびに NFS デーモン群を起動するようになります。共有をすべてとりやめ、 システムが今後は NFS を起動しないようにするには、以下のように実行します
    # nicl . -delete /exports

サーバーで NFS デーモンが動いていない場合は、クライアントは以下のように表示します:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
サーバーで NFS は動いているがルートディレクトリーをクライアントに公開していない場合は、 クライアントは以下のように表示します:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


Linux

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/exports に次の各行を追加します:
    #/etc/exports
    /export/client/root client.test.net(rw,no_root_squash)
    /export/client/swap client.test.net(rw,no_root_squash)
    /export/client/usr client.test.net(rw,root_squash)
    /export/client/home client.test.net(rw,root_squash)

  9. # ps aux | grep mountd
    もし mountd が動作していれば、そのプロセスを kill -HUP してください。 これで、 /etc/exports ファイルを強制的に再読み込みさせます。 もし、まだ動いていなければ、次のようにします:
    # /sbin/rpc.mountd [--no-nfs-version 3]
    もし、問題がある場合は、 --no-nfs-version 3 を加える必要があります。 下を見てください。

  10. # ps aux | grep nfsd
    もし、 NFS デーモン nfsd が動作しているなら、それを再起動して、 /etc/exports ファイルを再読み込みさせてください。 まだ動いていなければ、次のようにします:
    # /sbin/rpc.nfsd

サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、クライアントに次のように表示されるでしょう:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
サーバーで NFS が走っていて、でもクライアントに root ディレクトリーを エクスポートしていなければ、クライアントに次のように表示されるでしょう:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

カーネル NFS 問題:

linux のほとんどのバージョンで実装されているのは NFS2 だけで、この場合、 NetBSD は NFS3 で試行し、自動的に fall back します。 いくつかのバージョン (特に RedHat 6.0) では、 NFS2 および NFS3 の両方のマウント要求に対して、不正確な応答をし、 それで、 NFS3 による ファイルシステムのアクセスをすべて無視します。 この原因は、言うに言われぬ苦痛および、混乱です。
次善策は、 mountd を kill して、 NFS3 問題を防ぐオプションをつけて実行すること (すなわち rpc.mountd --no-nfs-version 3) です。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


SunOS

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/exports ファイルを作ります(すでにあればそれに追加します):
    #/etc/exports
    /export/client/root -root=client
    /export/client/swap -root=client
    /export/client/usr
    /export/client/home

  9. # rm -f /etc/xtab;touch /etc/xtab

  10. # exportfs -a

  11. # ps aux | grep nfsd
    まだ nfsd が動作していなければ、実行します:
    # nfsd 8 &

  12. # ps aux | grep mountd
    まだ mountd が動作していなければ、実行します:
    # rpc.mountd -n &

もし、サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、クライアントにこのように表示されます:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、サーバーで NFS が動作していても、クライアントにルートディレクトリーが エクスポートされてなければ、クライアントにこのように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


Solaris

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/dfs/dfstab に次の各行を追加します:
    share -F nfs -o root=client /export/client/root
    share -F nfs -o root=client /export/client/swap
    share -F nfs -o rw=client   /export/client/usr
    share -F nfs -o rw=client   /export/client/home

    数値 IP アドレスを使わず、名前をつかってください。数値 IP アドレスを使うと、 Solaris は何のエラーメッセージも出さずにアクセスを拒否します。

  9. # /usr/bin/ps -ef | grep nfs
    nfs デーモンが動作している場合は、 次のコマンドを実行する必要があります:
    # shareall
    通常、 unshareall;shareall を実行する必要がありますが、 エントリーを追加しただけで何も削除していないので、これだけで十分です。

    nfs デーモンが動作していなければ、実行する必要があります:
    # /etc/init.d/nfs.server start

サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、クライアントにこう表示されるでしょう:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、サーバーで NFS デーモンが動作していても、クライアントにルートディレクトリーが エクスポートされていなければ、クライアントにこのように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


NEWS-OS

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/exports ファイルを作ります (すでにあればそれに追加します):
    #/etc/exports
    /export/client/root -root=client
    /export/client/swap -root=client
    /export/client/usr
    /export/client/home

  9. # rm -f /etc/xtab;touch /etc/xtab

  10. # /usr/etc/exportfs -av

  11. # ps -aux | grep nfsd
    もし、まだ nfsd が走っていなければ、実行します:
    # /etc/nfsd 4 &

もし、サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、クライアントにこのように表示されます:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、サーバーで NFS が動作していても、クライアントにルートディレクトリーが エクスポートされていなければ、クライアントにこのように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


NEXTSTEP

注、 NEXTSTEP は、ファイルのエクスポートをサポートしません。 この意味は、 swap は、ルート (nfs) ファイルシステム上にファイルを必要とし、 それは、 nfs マウントされたファイルではありません。後のステップで、スワップが必要となることを覚えておいてください。

また、 NEXTSTEP の慣習を守って、 /export/client の代わりに /private/export/client に クライアントのファイルの全てを置きたいかもしれません。

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/root/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /NextAdmin/NFSManager.app を実行します

  9. メニューの "Export From ..." をクリックします

  10. NetInfo Domain (おそらく /) を選択し、 OK をクリックします

  11. Directory Name を選ぶために、一番上の Add ボタンをクリックします

  12. クライアント名を "Root Access" の下に入力し、 そして "Add" ボタンをクリックします

  13. OK をクリックします。 クライアントが DNS も /etc/hosts エントリーも持っていなければ、 NEXTSTEP は正しくサービスをできないでしょう

  14. メニューの "Quit" をクリックします

参考の為に、 NFSManager Exported Directories ウインドウがこのようになるべきであるという スナップショット があります。

サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、 クライアントにこのように表示されます:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、サーバーで NFS が走っていても、クライアントにルートディレクトリーが エクスポートされていなければ、クライアントにこのように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


HP-UX 7

私は HP-UX 7 の rpc.mountd をスタートできるに至っていません。 ここには、あなたが解決できるかもしれないので、 私が試してみた内容を置きます。何が悪いのか教えてください。

私は、 HP-UX 7 の NFS サーバーは、 root の読み書きを制限できるとは 考えていません。

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/exports に次の各行を追加します:
    #/etc/exports
    /export/client/root client.test.net
    /export/client/swap client.test.net
    /export/client/usr  client.test.net
    /export/client/home client.test.net

  9. # ps -ef | grep nfsd
    もし、動作していなければ、実行します:
    # /etc/nfsd 4

  10. /etc/inetd.confrpc.mountd が、コメントになっていないことを確認してください

もしサーバーで NFS デーモンが動作していなければ、クライアントにこのように表示されます:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、サーバーで NFS が動作していても、クライアントにルートディレクトリーが エクスポートされていなければ、クライアントにこのように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


HP-UX 9

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. sam を開き、カーネルが NFS サポートされるようコンパイルされていることを確認してください。
    Kernel Configuration -> Subsystems, NFS/9000
    そうでなければ、リブートする必要があります。

  9. /etc/exports に次の各行を追加します:
    #/etc/exports
    /export/client/root   -root=client.test.net
    /export/client/swap   -root=client.test.net
    /export/client/usr  -access=client.test.net
    /export/client/home -access=client.test.net

  10. # ps -ef | grep mountd
    もし mountd がすでに動作していなかったら、実行します:
    # /usr/etc/rpc.mountd

  11. # ps -ef | grep nfsd
    もし nfsd がすでに動作していなかったら、実行します:
    # /etc/nfsd 4

  12. # /usr/etc/exportfs -a

もし、サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、クライアントに 次のように表示されます:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、 NFS が動作していても、クライアントにルートディレクトリーがエクスポート されていなければ、クライアントにこのように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


HP-UX 10

  1. # mkdir -p /export/client/root/dev

  2. # mkdir /export/client/usr

  3. # mkdir /export/client/home

  4. # touch /export/client/swap

  5. # cd /export/client/root

  6. tar [--numeric-owner] -xvpzf /export/client/NetBSD-release/binary/sets/kern.tgz

  7. mknod /export/client/root/dev/console c 0 0

  8. /etc/rc.config.d/nfsconf を編集して次のようにしてください:
    NFS_SERVER=1
    START_MOUNTD=1
    もし、これらが設定されていなければ、次のものを実行します:
    # /sbin/init.d/nfs.server start

  9. /etc/exports に次の各行を追加します:
    #/etc/exports
    /export/client/root   -root=client.test.net
    /export/client/swap   -root=client.test.net
    /export/client/usr  -access=client.test.net
    /export/client/home -access=client.test.net

  10. # /usr/sbin/exportfs -a

サーバーで NFS デーモンが動作していなければ、 クライアントにこのように表示されるでしょう:

le(0,0,0,0): Unknown error: code -1
boot: Unknown error: code -1
もし、サーバーで NFS が動作していても、クライアントにルートディレクトリーを エクスポートしていなければ、クライアントにはこのように表示されます:
boot: no such file or directory
すべて順調にいけば、クライアントでいくつかの数字と、回転するカーソルが 表示されます。これで成功しました! この段階では、クライアントは ブートすることはできません。このまま続けると、 init が起動されるところで panic します。

クライアントのファイルシステムの設定に進む。


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$NetBSD: nfs.html,v 1.3 2007/08/01 15:36:02 kano Exp $
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