NetBSD SIMH HOW-TO

この案内は、 SIMH VAX エミュレーター上への NetBSD のインストール の一助となるよう書かれました。

1. SIMH ホームページで配布されているシミュレーターをインストールします。 簡単に使えるパッケージが用意されています。
2. NetBSD/vax CD ISO イメージを、入手します。
3. エミュレータープログラム (/usr/pkg/bin/simh-vax) を起動します。
4. エミュレーターのプロンプトで、以下のようにタイプします

           load -r /usr/pkg/share/simh/ka655x.bin
           set cpu 64m
           set rq0 ra92
           at rq0 netbsd.dsk
           set rq1 cdrom
           at rq1 /path/to/vaxcd.iso
           at xq0 name-of-network-interface-on-host
           boot cpu
   

   これは、エミュレートされた VAX を、 RA92 ディスク (/dev/ra0*) と RD54 ディスク (/dev/ra1*) を持ち、 CD イメージが RD54 ディスクに見えるように設定します。 他のオプションについては SIMH ドキュメンテーションを見てください。
5. CD からブートするため、 VMB プロンプトで

           boot dua1:
   

   とタイプします。
6. 通常の NetBSD インストール手順をすすめます。 SIMH はフレームバッファーを エミュレートしないため、 X11 関連のインストールは不要でしょう。 インストールプログラムが CD ドライブをマウントする際、 デフォルトでは /dev/cd0a をマウントしますので、 /dev/ra1a に変更してください。
7. 相当時間がかかったのちに、インストールが完了します。ここでシャットダウンか リブートしてもかまいません。
8. これで、エミュレータープロンプトで q をタイプして エミュレーターを抜けることができます。
9. 以下の行を、

           load -r /usr/pkg/share/simh/ka655x.bin
           set cpu 64m
           set rq0 ra92
           at rq0 netbsd.dsk
           at xq0 name-of-network-interface-on-host
           boot cpu
   

   ファイル、たとえば netbsd-boot に入力します。
10. 以下のようにして、エミュレーターを再起動します:

            /usr/pkg/bin/simh-vax netbsd-boot
    

11. ディスクからブートするため、 VMB プロンプトで

            boot dua0:
    

    とタイプします。
12. Welcome to NetBSD!

この文書で他のポートをカバーすることに興味があったり、 その他コメントや提案があれば、 Lars Brinkhoff <lars.spam@nocrew.org>、 または NetBSD WWW group までご連絡ください。

謝辞

この HOW-TO の初版は Lars Brinkhoff によって書かれました。 このページの情報のうちいくらかは、 Mirian Crzig Lennox からの電子メールによるものです。

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