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Re: NetBSD Security Advisory 2003-007: (Another) Encryptionweakness in OpenSSL code



NetBSD セキュリティー勧告 日本語版
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NetBSD Security Advisory 2003-007 (2003/03/26)
 * (Another) Encryption weakness in OpenSSL code
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 このメールは, netbsd-announce に流れた

  Subject: NetBSD Security Advisory 2003-007: (Another) Encryption weakness in OpenSSL code
  From: NetBSD Security Officer <security-officer@netbsd.org>
  Date: Wed, 26 Mar 2003 13:54:08 -0500
  Message-Id: <20030326185408.GZ14884@vex>

 を、www.NetBSD.ORG 翻訳プロジェクトが日本語訳したものです
 (日本語訳は NetBSD-SA2003-007.txt,v 1.5 に基づいています)。

 原文は PGP 署名されていますが、この日本語訳は PGP 署名されていません。
 修正パッチ等の内容が改ざんされていないことを確認するために PGP 署名の
 チェックを行なうには。原文を参照してください。

------------------------------- ここから ------------------------------------

		 NetBSD Security Advisory 2003-007
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トピック:	OpenSSL のコードの暗号における (もうひとつの) 弱点
		(Another) Encryption weakness in OpenSSL code

バージョン:	NetBSD-current:	 2003 年 3 月 21 日より前のソース
		NetBSD-1.6.1:	 影響なし
		NetBSD-1.6:	 影響あり
		NetBSD-1.5.3:	 影響あり
		NetBSD-1.5.2:	 影響あり
		NetBSD-1.5.1:	 影響あり
		NetBSD-1.5:	 影響あり
		NetBSD-1.4*:	 影響なし
		pkgsrc:		 openssl-0.9.6gnb2 より前のものは影響あり

影響範囲:	攻撃者がサーバーの秘密鍵を不正に利用して暗号処理を
		行なうことができる。
		(Attacker can perform crypto operations using server's private
		keys.)

修正日:		NetBSD-current:		2003 年 3 月 21 日
		NetBSD-1.6 ブランチ:	2003 年 3 月 21 日
		NetBSD-1.5 ブランチ:	2003 年 3 月 21 日
		pkgsrc:			openssl-0.9.6gnb2 で修正


概要 - Abstract
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以下は bugtraq メーリングリストに投稿されたメールからの引用です。

    チェコの暗号学者 Vlastimil Klima 氏、Ondrej Pokorny 氏、
    Tomas Rosa 氏は、SSL 3.0 および TLS 1.0 で使われている
    PKCS #1 v1.5 パディング方式の RSA 暗号に有効な、
    「Bleichenbacher 攻撃」を拡張した攻撃方法を考案しました。
    この攻撃方法では、まずサーバーに対して数百万の SSL/TLS 接続を
    同時に行なう必要があります。そしてその時に、特殊な細工を
    施した RSA 暗号文に対するサーバーの動作を観察します。
    その結果より、サーバーの RSA 鍵を使った暗号文に対して、
    ひとつの RSA 秘密鍵操作を行なうことが可能になるような、
    重要な情報を得ることが可能です。ただし、この攻撃でサーバーの
    RSA 鍵が脅威にさらされることはありません。

NetBSD には SSL/TLS を利用するデフォルトで有効になっているサービスは
ありませんが、これらのライブラリを使って構築されたサービスを有効にすると、
システムが攻撃の脅威にさらされる可能性があります。

注: 2 日間のうちに、2 個の独立した OpenSSL セキュリティー勧告が
    公開されています。この勧告で扱っている修正パッチは libssl に、
    2003-005 で扱った修正パッチは libcrypto に影響するものです。
    問題は 2 種類あり、それぞれの修正パッチは
    異なる問題に対するものであるということに注意してください。


技術的な詳細 - Technical Details
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http://marc.theaimsgroup.com/?l=bugtraq&m=104811162730834&w=2


回避方法と解決策 - Solutions and Workarounds
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次に示す手順は、ソースツリーを更新して再構築し、新しいバージョンの
libssl をインストールすることで、libssl バイナリーをアップグレード
する方法を説明したものです。

アップグレード後には、実行中の libssl ライブラリーを使うプログラムを
再起動するのを忘れないようにしてください。

もし、弱点を持った libssl と静的にリンクされたバイナリーがある場合は、
それらを再構築する必要があります。


* NetBSD-current:

	2003 年 2 月 21 日より前の NetBSD-current は、
	2003 年 2 月 21 日、もしくはそれ以降の NetBSD-current に
	アップグレードする必要があります。

	CVS ブランチ netbsd-current (別名 HEAD) において
	更新が必要なファイルは、次のとおりです。
		crypto/dist/openssl/ssl/s3_srvr.c

	CVS を使ってファイルを更新し、libssl を
	再構築・再インストールするには、次のコマンドを実行してください。

		# cd src
		# cvs update -d -P crypto/dist/openssl/ssl/s3_srvr.c
		# cd lib/libssl
		# make USETOOLS=no cleandir dependall
		# make USETOOLS=no install


* NetBSD 1.6:

	NetBSD 1.6 のバイナリー配布物には、このセキュリティー上の弱点が
	含まれています。

	ソースを使った部分アップグレードを行なう場合は、
	2003 年 3 月 21 日、もしくはそれ以降の NetBSD 1.6 ブランチの
	ソースを使う必要があります。

	CVS ブランチ netbsd-1-6 において
	更新が必要なファイルは、次のとおりです。
		crypto/dist/openssl/ssl/s3_srvr.c

	CVS を使ってファイルを更新し、libssl を
	再構築・再インストールするには、次のコマンドを実行してください。

		# cd src
		# cvs update -d -P -r netbsd-1-6 \
			crypto/dist/openssl/ssl/s3_srvr.c
		# cd lib/libssl
		# make USETOOLS=no cleandir dependall
		# make USETOOLS=no install


* NetBSD 1.5, 1.5.1, 1.5.2, 1.5.3:

	NetBSD 1.5.3 のバイナリー配布物には、このセキュリティー上の弱点が
	含まれています。

	2003 年 3 月 20 日より前の NetBSD-1.5.x ブランチのソースを
	使っているシステムは、2003 年 3 月 21 日、もしくはそれ以降の
	NetBSD-1.5 ブランチのソースにアップグレードする必要があります。

	CVS ブランチ netbsd-1-5 において
	更新が必要なファイルは、次のとおりです。
		crypto/dist/openssl/ssl/s3_srvr.c

	CVS を使ってファイルを更新し、libssl を
	再構築・再インストールするには、次のコマンドを実行してください。

		# cd src
		# cvs update -d -P -r netbsd-1-5 \
			crypto/dist/openssl/ssl/s3_srvr.c
		# cd lib/libssl
		# make cleandir dependall
		# make install


* NetBSD 1.4, 1.4.1, 1.4.2, 1.4.3:

	NetBSD-1.4.* のベースシステムには、OpenSSL が含まれていません。
	pkgsrc からインストールしている場合は、pkgsrc 用の手順に
	従ってください。


* pkgsrc:

	セキュリティー上の弱点は、バージョン 0.9.6gnb2 より前の
	openssl (pkgsrc/security/openssl) に含まれています。
	openssl-0.9.6gnb2 か、もしくはそれ以降のものにアップグレード
	してください。

	openssl に依存するパッケージは、'pkg_info openssl' を実行することで
	調べることができます。pkgsrc パッケージを更新する方法にもよりますが、
	それで表示されるパッケージのいくつかは、パッケージシステムによって
	再構築されるかも知れません。試験的に用意されている 'make replace'
	ターゲットを使って更新する場合は、libssl.a と静的リンクされた
	バイナリーを構築するすべてのパッケージを手動で更新する必要があります。

	pkgsrc に静的にリンクされたバイナリーがある場合は、再構築しなければ
	なりません。静的リンクされたバイナリーは、次のコマンドを使って
	調べることができます (注: もし LOCALBASE をデフォルトの /usr/pkg から
	変更している場合は、pkgsrc バイナリーをインストールしたディレクトリーを
	指定に含めるのを忘れないでください)。

		file /usr/pkg/{bin,sbin,libexec}/* | grep static


謝辞 - Thanks To
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Bugtraq および OpenSSL チーム。


改訂履歴 - Revision History
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	2003-03-26	初版公開


詳細と参考資料 - More Information
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PGP 署名されたこの勧告の最新版は、次の場所から入手できます。
  ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/security/advisories/NetBSD-SA2003-007.txt.asc

NetBSD および、NetBSD のセキュリティーに関する情報は、次の場所から入手できます。
http://www.NetBSD.ORG/
http://www.NetBSD.ORG/Security/


Copyright 2003, The NetBSD Foundation, Inc.  All Rights Reserved.

$NetBSD: NetBSD-SA2003-007.txt,v 1.5 2003/03/26 05:51:26 david Exp $