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Documentation/netbsd/wscons.list



こんにちは。

wscons.list に 1.10 の変更を反映しました。前のバージョンとの diff が
大きく、ほとんどサイズがかわらないので、全文をはりつけておきます。

-- やまの @ 広島

<html>
<head>
<!-- Copyright (c) 1999, 2000
	The NetBSD Foundation, Inc.  ALL RIGHTS RESERVED. -->


<!--
  ==  By Chris Jones
  -->


<link rev="made" href="mailto:www@JP.NetBSD.ORG">
		<title>WSCONS FAQ</title>
</head>
<body bgcolor="#FFFFFF" text="#000000">

<HEADING>NetBSD wscons FAQ

<LIST>

<SECTION> wscons コンソールドライバー

<ENTRY>wscons wscons とは何ですか?
wscons は、NetBSD のプラットフォーム独立なワークステーションコンソール
ドライバーです。これを書いている現在、すべてのプラットフォームで、wscons
がサポートされているわけではありません。しかし、サポートプラットフォーム
は、日々増え続けています。wscons は 古い i386 pcvt ドライバーのすべての
機能(そして追加の機能も)をそなえるはずです。ただし、厳密なケーパビリティ
はハードウェアに依存します。

<ENTRY>enablingwscons どうすれば wscons と仮想端末を有効にできますか?
以下に手順を説明します。
<ul>
<li>/etc/rc.conf の "wscons" を "yes" に変更してください。
<li>/etc/ttys の ttyE{1,2,3} を on に変更してください。
<li>リブートするか、以下のようにタイプしてください。
<blockquote>
sh /etc/rc.wscons<br>
kill -1 1<br>
</blockquote>
</ul>
control-alt-{F1,F2,F3,F4}を使用し、仮想端末を切りかえることができます。

<ENTRY>keyboard-maps キーボードのマッピングを 'US' 以外のものに変更する
   "<tt>wsconsctl</tt>" を使用してください。例えば、フランスのキーボード
   マッピングを選択する場合、"<b><tt>wsconsctl -w encoding=fr</tt></b>" 
   を実行してください。キーボードのマッピングの一覧は、
   <CURRENTSRC>/sys/dev/wscons/wsksymdef.h にあります。一般的なマッピング
   を以下にあげておきます。
    <ul>
	<li><tt>de</tt>
	<li><tt>dk</tt>
	<li><tt>dvorak</tt>
	<li><tt>fr</tt>
	<li><tt>it</tt>
	<li><tt>jp</tt>
	<li><tt>sv</tt>
	<li><tt>swapctrlcaps</tt>
	<li><tt>uk</tt>
	<li><tt>us</tt>
    </ul>
    <p>
    カーネルに組みこまれるデフォルト値を、<pre> options PCKBD_LAYOUT=KB_<em>エンコーディング
    </em></pre> の追加により、変更することができます。
    この <em>エンコーディング</em> は、上記のリストのエントリー
    を大文字にしたものです(例えば、<tt>PCKBD_LAYOUT=KB_FR</tt>)。

<ENTRY>screen0 "WSDISPLAYIO_ADDSCREEN: Device busy"
普通、このエラーメッセージは、wsconscfg がすでに存在するスクリーンを
追加しようとした時に表示されます。この現象は /etc/wscons.conf に 
<code> screen 0 </code>という行が存在する時にだけおこります。なぜなら
カーネルは、screen 0 を常にコンソールデバイスとして割り当てるからです。
このメッセージは無害ですが、<code>screen 0</code> の行を削除(または、
コメントアウト)すれば表示されなくなります。

<ENTRY>enabling-logins ログイン可能な仮想端末を追加する
root になり、<tt>/etc/ttys</tt> の ttyE1 から ttyE3 までを on に変更して
ください。
<pre>	ttyE1   "/usr/libexec/getty Pc"         vt220   off secure</pre>
を
<pre>	ttyE1   "/usr/libexec/getty Pc"         vt220   on secure</pre>
に変更し、'kill -HUP 1' を実行してください。

<ENTRY>colors どうしたらテキストの表示色を変更できますか?
カーネルの警告とエラーメッセージ、そしてカーネルのコンフィギュレーション
コードのメッセージはコンソールに表示されます。カーネルメッセージは、普通
別の色で表示されます。この色はカスタマイズ可能です。カーネルのコンフィグ
ファイルの <code>WS_KERNEL_FG</code> と <code>WS_KERNEL_BG</code>を見てく
ださい。それらを自分の好みに変更し、カーネルを再コンパイルしてください。

<ENTRY>muxdevices どうすれば wscons の "mux" デバイスを使えるようになりますか?
wscons の "mux" デバイスは、一つ以上の wskbd、wsmouse デバイスからの入力
ストリームを多重化します。多重化された wsmouse デバイスのためのデバイスは 
/dev/wsmouse です。そして、wskbd デバイスのためには /dev/wskbd が用意されて
います。もし、X サーバーが hardwiring なポインティングデバイスでなく、
/dev/wsmouse を使用するように設定されている場合、wsmouse 互換のすべての
ポインティングデバイスを使うことができます。また、二つ以上のポインティング
デバイスを同時に使用することができます。
<p>
以下の手順で使用可能になります。
<p>
<ol>
<li>カーネルのコンフィギュレーションと再構築
    <ul>
    <li>カーネルのコンフィグのすべての "wsmouse* at ..." 行に、オプション
        "mux 0" を追加してください(例えば、<b>wsmouse* at ums? mux 0</b>)。
    <li>カーネルのコンフィグのすべての "wskbd* at ..." 行に、上の例と同じ
        ようにオプション "mux 1" を追加してください。
    <li>カーネルのコンフィグに "<b>pseudo-device wsmux 2</b>" が定義されて
        いることを確認してください。
    <li>カーネルを再構築します。もし、再構築の方法を知らなければ、詳細な説明が
      <a href="http://www.netbsd.org/Documentation/kernel/">Kernel FAQ</a> if
        にあります。
    </ul>

<p>
<li>/dev/wsmouse と /dev/wskbd を作成してください。
    <ul>
    <li>root になり /dev に cd し、"./MAKEDEV wsmux" を実行してください。
        もし、うまくいかなければ、手でデバイスを /dev ディレクトリに
        作成してください。
        <dl>
        <dd>mknod wsmouse c 65 0<br>
        <dd>mknod wskbd c 65 1<br>
        <dd>chown root:wheel wsmouse wskbd<br>
        <dd>chmod 600 wsmouse wskbd<br>
        </dl>
    </ul>

<p>
<li>X を使用しているのであれば、/etc/XF86Config を編集してください。
    <ul>
    <li> XF86Config の残りの部分が正しく設定されているのであれば、
         "Pointer" セクションのプロトコルとデバイス行を、以下のように
         変更するだけです。
    <dl>
    <dd>Protocol "wsmouse"<br>
    <dd>Device "/dev/wsmouse"<br>
    </dl>
    </ul>
</ol>

<p>
これらの手順をすべておこなえば、ラップトップの組み込みポインティング
デバイスを常に使用することができますし、後で接続した USB マウスを、
カーネルの再構築や X サーバーの再スタートをおこなわずに使うことができます。

</LIST>

<DOCLINK>

<hr>
<address>
  <a href="/Documentation/Misc/feedback.html" origlink="../Misc/feedback.html">(Contact us)</a>
  $NetBSD: wscons.list,v 1.10 2000/02/15 17:13:37 abs Exp $<br>
  <a href="/Documentation/Misc/disclaimer.html" origlink="../Misc/disclaimer.html">Copyright &copy; 1998
    The NetBSD Foundation, Inc.  ALL RIGHTS RESERVED.</a>
</address>

</body>
</html>