NetBSD/atari 1.2
NetBSD/atari 1.2 は、 NetBSD/atari
の 2 度目の公式リリースです。
Atari-TT と Atari-Falcon のいずれでも動作します。いずれは
MegaST-PAK/3 システムもサポートされるかもしれませんが、これは
皆さんの貢献しだいです。
NetBSD/atari の歴史
NetBSD の Atari ポートは 1995 年 3 月に公開されました。
最初の公式リリースは NetBSD/atari-1.1 です。
Leo Weppelman が、1.2 リリース時点での NetBSD/atari
のメンテナーです。
対応ハードウェア
最小限のシステムとしては、 68030 CPU、 4Mb RAM (うち 2Mb の ST-RAM を含む)、
FPU と SCSI ディスクが必要です。現在ではカーネルの FPU エミュレーション機能
が利用できます。現状のエミュレーションは mc68882 のインストラクションセットの
すべてをカバーしてはいませんが、非常に使えるシステムであると
認めていただけるでしょう。
NetBSD/atari 1.2 では、下記のデバイスがサポートされます:
- ST および TT ビデオモード、 TT-HIGH を含む
- Falcon ビデオ (NetBSD の起動時にモードが有効になるだけ)
- TT-5380 SCSI アダプター
- ほとんどの SCSI ディスク、 CD-ROM ドライブ、テープドライブ
- リアルタイムクロック
- SCC シリアルポート (serial2/modem2)
- 720Kb/1.44Mb フロッピードライブ
- パラレルプリンター
関心をお持ちかもしれないソフトウェアの問題:
- X11R6
-
NetBSD/atari 用の X サーバーがいくつか利用可能です。 Atari-TT では、
ST-HIGH および TT-HIGH ビデオモードのいずれでも、モノクロのみがサポートされます。
Falcon では、カラーもサポートされています。
X サーバーのバイナリーは、 NetBSD/atari の '-current'
の配布に含まれます。
- Bootblocks
-
NetBSD/atari では、 NetBSD パーティションに bootblocks をインストールして、
TOS を介さずに直接 NetBSD をブートまたはリブートすることができます。
追加情報
NetBSD/atari の開発は依然として続けられており、 '-current' 配布で
サポートされるシステムやデバイスは、上記のリストより増えています。
重要な追加の例としては以下のようなものがあります:
- Hades040 サポート
- Riebl+ VME サポート
NetBSD/atari について疑問があれば、
FAQ
を読むか port-atari メーリングリストに質問を送るかして調べることができます。
もし NetBSD/atari に興味があれば、
より新しいバージョンを使うべきです。
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(連絡先 - 英語,
日本語:
www@jp.NetBSD.org)
$NetBSD: atari.html,v 1.3 2007/07/29 02:41:35 kano Exp $
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