NetBSD/sun3x は、 Sun3x クラスのマシンすべてで動きます。機種としては 3/80、 3/460、 3/470、 3/480 があります。 NetBSD はこのほかの Sun3 マシンでも 動きますが、それらは NetBSD/sun3 1.3 リリースでサポートされます。
NetBSD/sun3x 1.3 は、すでに NetBSD/sun3x の最新リリースではありません。 後継の 1.3 向けパッチリリースでは、この問題は修正済です。この問いへの答えは 下記のとおりですが、パッチリリースのインストールができない場合向けのものです。
1.3 リリースの前に NetBSD カーネルに若干の変更が加えられたことで、
特定の NetBSD アーキテクチャーの埋め込まれたファイルシステムからのブート方法が
以前のリリースとは変わりました。残念ながら、私たちは sun3x リリースの期間内に
この変更に気づきませんでした。このため、 RAMDISK
カーネルはその中のファイルシステムを自動的に見つけることができません。
ブートすると、カーネルは次のように表示します。
device md0 (0x700) not configured
root device (le0):
先に進むため、デフォルトデバイス (le0) は指定せず、そのかわりに md0 とタイプするようにしてください。すると、ダンプデバイスとファイルシステムの 種類の入力を促されます。これらはいずれもデフォルトを選択 (enter を押す) しなければなりません。それから RAMDISK インストールプログラムの welcome バナーが現れ、ここからは INSTALL ドキュメントの説明どおり普通に 先に進むことができます。
最初の NetBSD/sun3x 1.3 リリースで起きたものと似た問題のせいで、 NetBSD/sun3x 1.3.2 RAMDISK カーネルは動作しません。この問題を回避するため、 古い NetBSD 1.3 配布に含まれる RAMDISK カーネルを使うことをおすすめします。 これは正しくブートし、 NetBSD 1.3.2 配布の miniroot をインストールすることができます。
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