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kinput2 v2.0 patchlevel 3 + bugfix のインストール

kinput2 は、jserver や cannaserver と通信して、 kinput2 protocol や XIM protocol での日本語の入力を提供します。

kinput2 protocol は、kterm や tgif で利用できます。 XIMは、Xクライアントの標準の入力方式で、国際化したクライアントで 使用できます。

コンパイル

ソースを入手して展開します。以下の場所などにあります。

ソースを展開します。

% mkdir kinput2
% cd kinput2
% tar zxvf $(SRCDIR)/kinput2-v2-fix3.tar.gz

kinput2-v2-fix3 には通信中の Xtoolkit Widget が Destroy 時に 停止するというバグがあります。 これに対する解消のパッチが存在するので、それをあてておきます。 このバグは次のリリースでは修正される予定だそうです。

% patch -p0 < $(SRCDIR)/kinput-patch-fix3-bugfix.patch

kinput2-v2-fix3 に対する機能拡張として、kinput2-wnn-egg-key という ものが存在します。これは、kinput2 のキーバインドを Mule の egg に近くするというものです。

これを使用する場合は、次のようにしてパッチをあてます。
% gzip -dc $(SRCDIR)/kinput2-wnn-egg-key-1.06.patch.gz | patch -p1
附属のドキュメントを良く読んで使用して下さい。

Kinput2.conf

ここでの説明は、それぞれ Wnn, Canna のインストールが完了している 場合で示しています。 Wnn / Canna の両方を使用することもできますし、 片方だけの利用も可能です。 (あと sj3 が利用できますが、この文書ではあつかいません。あしからず ^^;)

Wnn/Canna どちらの場合も、sj3 を使わないので、


#define UseSj3      /* define if you are going to use Sj3 */

の部分を
/* #define UseSj3      /* define if you are going to use Sj3 */

として、コメントアウトしておきます。

編集が完了したらコンパイルしてインストールします。

% xmkmf
% make Makefiles
% make depend
% make
% su
# make install
( # make install.man  マニュアルを入れる場合 )

kinput2 の使用方法

kinput2 は使用する前に常駐させておく必要があります。

% kinput2 &		通常
% kinput2 -wnn &	wnn/canna 両方対応にしたときに、wnn のほうで起動
% kinput2 -canna &	wnn/canna 両方対応にしたときに、canna のほうで起動

kinput2 のキー操作などの設定を変更するには、ccdef ファイルを変更します。 これについては、ソースコードのなかの、 doc/ccdef に解説があるので それを参照して下さい。

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