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Install on MT300(rev2 OF2.4)



これは、MT300(rev2 OF2.4)にNetBSD-1.6をインストールしたときのレポートです。


以前、MT300(rev2 OF2.4)にNetBSD-1.6のインストールを試みましたが・・・
結局インストールできない機種と諦めました。

その後、以下のTsubaiさんのメールを読みました。

引用はじまり
        Subject: Re: OF 2.4
        From: Tsubai Masanari <tsubai@iri.co.jp>
        To: port-powerpc-ja@jp.netbsd.org
        Date: Wed, 01 Oct 2003 03:41:54 +0900
        Message-Id: <E1A4PRa-0004An-00@moeko.iri.co.jp>


        >しかしこれじゃシングルユーザーで上げられない…。

        でそのまま放置していたらブートしないカーネルをつくってしまった
        ので、しかたなく調べました。:-)

        結局、わかってしまえば簡単で、

        0 > helpb boot -s

        等でいいのでした。
        helpb の中でも本質的に意味のあるのは

        0 4000 release-mem 8000 2000 release-mem

        ここ↑で、これを nvramrc で実行するようにしておけば普通に

        0 > boot netbsd.new

        とかできるようになります。

        ただどうも nvramrc 全体のバイト数がある範囲にあるとブートしなく
        なるような感じなので注意しましょう。
        # ってのがわかるまでが大変だった…。
引用おわり

これをもとに再トライをすることにしました。

用意するもの
・MT300(rev2 OF2.4)
   内臓電池を新しいものに交換することをお勧めします。私はCR2で代用しました。
   消耗しているとOFに書き込んだ内容が、一晩経つと消えてしまいます。
・MacOS X CD (私は10.0を使用)
・NetBSDがインストール可能なMac または NetBootサーバマシン

私が試みたのは、

1) NetBSDがインストール可能なMacに、MT300のHDDを差し込んでインストールし
それを戻すという方法

2) NetBootインストール

のふたつの方法です。

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まずは 1) から。
私はB/W G3 を使いました。
NetBSDを普通にインストールし
HDDをMT300に戻し、MacOS X CDを使いOF にパッチを当てます。
0 bootr や helpb は、私の場合うまくいきませんでした。
そこで、

: netbsd 0 4000 release-mem 8000 2000 release-mem ;

この一行を

: helpb (この後 省略)
0 4000 release-mem 8000 2000 release-mem ;

の下に書き加えます。

詳しくはFAQを見て下さい。

setenv auto-boot? false
setenv load-base 600000
setenv real-base F00000
setenv boot-device ide0/@0:0
reset-all

これで完了です。

netbsd boot

これでブートします。
ブートするときは、いつも netbsd というワードを頭に付けます。

OFの書き込みに失敗したときは command-alt-p-r でリセットし
MacOS X CDの読み込みから始めてください。

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2) NetBootインストール

この場合も netbsd ワードが必要になるので書き込んでおいて下さい。
OFへの書き込みが厄介なら

0 4000 release-mem 8000 2000 release-mem boot

という具合に直接書いてもよいでしょう。

サーバの設定方法はINSTALL.htmlに詳しく書いてあります。

netbsd boot enet:

私の場合、DEFAULT CATCH! でうまくいきませんでした。

そこでブートフロッピーを使いました。
ブートフロッピーを作って下さい。

netbsd boot fd:0

リトライのメッセージがいくつも表示されますが、しばらくすると

Boot:

が表示されます。ここで次のように入力して下さい。

Boot:enet:,/netbsd

これでNetBootするようになります。
これでインストールできるようになるでしょう。(試していない)
この後は 1) と同じです。

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最後に
私の MT300 rev2 OF2.4 では上記の結果になりましたが
同じOF2.4でも機種、revが違うと多少違うのかも知れません。
参考にして下さい。

#やっと区切りがついた。