Advanced Computing Environment (ACE) 向け Advanced RISC Computing (ARC) 仕様
Advanced Computing Environment (ACE) コンソーシアムは、 Intel や Intel 互換プロセッサーをベースとした IBM 互換パーソナルコンピューターの 代替として、 MIPS プロセッサーベースの有用な コンピューティングプラットフォームを作るために、 多くの企業によって1990 年代初頭に創立されました。
この新しいコンピューティングプラットフォーム用のハードウェアとファームウェア 標準を記述するため、 ACE コンソーシアムは Advanced RISC Computing (ARC) 仕様 (393K バイト、 PDF) を策定しました。
残念ながら、 ARC プラットフォームは起爆剤となるだけの関心を集めることができず、 コンソーシアムは 解体されました。この努力は完全に無駄になったわけではありません; Microsoft は コンソーシアムのメンバーであり、 ARC 仕様の多くを Windows NT 用に採用しました。 Microsoft は Windows NT バージョン 4 のリリースで MIPS プロセッサーのサポートをやめてしまったのですが。
NetBSD プロジェクトでは、このシステムを NetBSD/arc でサポートしています。 私たちは、この文書が歴史的文書であって、その後の SGI MIPS のサポートが一切ないことを 明確にするという条件で MIPS の許可を得て、 ARC 仕様バージョン 1.2 (393K バイト、 PDF) を利用可能にしました。