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NetBSD をベースにした製品

多くの企業が、 NetBSD をベースにして、産業や金融に使用するための ネットワークコンピューター、サーバー、ルーター、組み込みユニット、 その他のデバイスといった製品をリリースしています。しかし、彼らは、 商用であるという立場を保ちたいがために、その事実を広告しないことを 望みます。 私たちは、このような立場を尊重し、 NetBSD の使用の公表を希望するベンダーのみをリストに加えるつもりです。

BSD daemon

NetBSD をベースにしたソフトウェア製品

NetBSD の周辺で設計されたハードウェア製品


NetBSD をベースにしたソフトウェア製品

Apple の Darwin (トップ)

NetBSD は Apple の Darwin プロジェクトにおいて、ユーザーコマンドやツールの幅広い部分で 使われており、 また Darwin は Mac OS X の UNIX ベースのコアとして使われています。 NetBSD のソースは、移植性と正しさに注意を払う傾向があり、 また、実質的にすべて BSD ライセンスであることから GNU 一般公有使用許諾の 商用利用に伴う問題を避けられます。 Apple の開発者の少なくとも一人が NetBSD のソースツリーにアクセスし、いくつかの有用な変更点を フィードバックしています。

Castle Technology Ltd: USB ソフトウェアおよびネットワークスタック (トップ)

この 報告によると、Castle Technology Ltd では同社の RISC OS のベースとして、 NetBSD 由来の TCP/IP および USB カーネルサブシステムを使っています。

CentreCOM WR54-ID (トップ)

アライドテレシス株式会社の CentreCOM WR54-ID は、NetBSD にもとづく wavelan ルーターです。

Champaign-Urbana Community Wireless Network (トップ)

Champaign-Urbana Community Wireless Network は、NetBSD にもとづく オープンソース 無線ネットワークシステムを発表しました。このプロジェクトに関する 記事もあります。

FSMLabs' RTCore/BSD (トップ)

FSMLabs は、 RTCore on BSD (RTCore/BSD) 製品において、 NetBSD を汎用 OS として使っています。 RTCore/BSD は、POSIX 10003.13 PS51 仕様にもとづく「高速で、効率的かつ小 さなリアルタイムカーネル」です。特許化されたデュアルカーネル設計を 採用することにより、 RTCore/BSD は汎用OSをリアルタイムカーネルの低優先度 スレッドとして動かします。

RTCore 用に書かれたアプリケーションは、 RTLinux と同様に RTCore/BSD でも容易にコンパイルおよび実行が可能です。

RTCore/BSD は FSMLabs からバイナリー 配布ライセンスで入手することができます。そして、ソースコードも提供されて います。

fdgw (トップ)

fdgw は、 フロッピー 1 枚版の NetBSD/i386 です。古いマシンを HDD なしで動かすことができます。 小型のルーター、NAT 箱や ADSL ルーターとして使うことができます。 これは最小のオペレーティングシステムです。

Ghost for Unix (g4u) (トップ)

g4u は NetBSD ベースのブートフロッピー/CD-ROM です。複数の PC で共通の設定をするために、 FTP を使って PC のハードディスクを 容易に複製することができます。このフロッピー/CD にはふたつの機能があります。 ひとつは、ローカルハードディスクの圧縮イメージを FTP サーバーへアップロードすること、 もうひとつは、このイメージを FTP で取り寄せ、伸長してディスクに書き戻すことです; ネットワークの設定は DHCP で取得します。ハードディスクをイメージの形で扱うため、 あらゆるファイルシステムとオペレーティングシステムを g4u で扱うことができます。 より詳しくは、 g4u ホームページをご覧ください。

NetBSD/i386 firewall プロジェクト (トップ)

NetBSD/i386 Firewall プロジェクトは、インターネットに常時接続している人々のための フリーな防火壁の解決の提供を目的としています。この対象には、 ケーブルや ADSL サービスのほとんどのユーザーに加え、 専用線を使ったビジネスユーザーも含まれます。

NetBSD Live! CD (トップ)

NetBSD Live! CD はもともと Jörg Braun が開発したもので、 CDROM から NetBSD 1.5.2/i386 をブートさせ、いくつかのシステム設定、 X 構成の選定を行った後、 KDE など、いくつか用意されているウィンドウマネージャーのいずれかを起動することができる CD でした。 KDE では、 Koffice が利用可能となっています。

その後、 NetBSD をもとにした Live CD は多くの環境で使われてきました。 この Live CD は sysutils/mklivecd パッケージを使って簡単に作ることができます。

NeWBIE (トップ)

Newbie とは (Ne)tBSD (W)are (B)urned (I)n (E)conomy の略で、 デスクトップユーザー (すなわち、web 閲覧、チャット、マルチメディア、 文書編集などのためにアプリケーションを使うユーザー) 向けの NetBSD (v. 3.0) live CD ですが、 Arudius の NetBSD 版を作るための基盤を提供することも予定しています。

The OSKit (トップ)

OSKit は、 オペレーティングシステムに適応したフレームワークと コンポーネントライブラリーの集合体です。 これの目標は、 OS R&D 参入の障壁を減らし、コストを下げることです。 OSKit は、その ファイルシステム実装コンポーネントライブラリーのひとつにおいて、 NetBSD のファイルシステムコード、すなわちローカル FFS ファイルシステムを サポートする BSD VFS レイヤーを使っています。

PSO Systems の VxWorks 向け TCP/IP スタック (トップ)

PSO systems は NetBSD の TCP/IP ネットワーキングスタックを VxWorks に移植し、 PSO Stack 製品を生産しました。彼らが NetBSD を選んだのは、 Linux に比べて ネットワーキングが成熟しており、また、ライセンスが組み込み製品に 向いていたからです。

QNX (トップ)

QNX Software Systems Ltd. 製のオペレーティングシステムでは、 NetBSD の構成要素をいくつも使っています。 使われている構成要素についての詳細は、 ライセンシング 条項にあります。

NetBSD にもとづく SEIL ルーティングソフトウェア (トップ)

日本の先進的なインターネットアクセスおよび 包括的なネットワークソリューションプロバイダーのひとつ、 株式会社インターネットイニシアティブ (IIJ) は、 IIJ・ルート株式会社・ノバテック株式会社が共同開発した、 新しい超小型マルチプラットホームモバイルルーターに組み込まれた モバイルルーターソフトウェアの中核部分として、 SEIL Engine ルーティングソフトウェアを同社が提供したことを 発表しました (日本語版)。

SEIL Engine は、IIJ が開発・販売した次世代高性能ルーター SEIL シリーズに組み込まれたソフトウェアです。 ライセンス供与により、広範囲のハードウェアに対して、 このソフトウェアを使って SEIL シリーズの豊富な機能を提供することが可能になりました。 IIJ はこの技術をこの共同開発プロジェクトに持ち込み、 NetBSD の基盤と IIJ 独自の拡張モジュールからなる組み込み SEIL Engine ソフトウェアを提供しました。

wifiBSD (トップ)

wifiBSD プロジェクト は、 FreeBSD および NetBSD にもとづく、有線および無線の両デバイスの数多くの機能に対応した、 完全なルーターソリューションを提供しています。 ソフトウェアは、コンパクトフラッシュのイメージまたは小容量の live CD として提供されています。

Wasabi Storage Builder64 (トップ)

Wasabi Storage Builder64 は、IP-SAN 機器向けの、真の 64 ビットの SAN ソフトウェアソリューションです。Wasabi Storage Builder64 は、ネットワークデバイスおよびストレージ機器向けの 最先端・高性能・小型 OS である 64 ビット Wasabi Certified(TM) BSD にもとづいています。


NetBSD の周辺で設計されたハードウェア製品

Avocent SwitchView (トップ)

Avocent は、 「PS/2 サーバーや既存の KVM スイッチにリモートアクセス機能を経済的に」追加するための製品 Avocent SwitchView IP を製造しています。この製品の内部は NetBSD 1.6 で動いています。

BCM91250A - BCM1250 評価ボード (トップ)

BCM1250 は、 Broadcom Corporation が設計した 統合 64 ビット MIPS マルチプロセッサーです。 BCM91250A は BCM1250 用の評価ボードで、 VxWorks、 Linux、 NetBSD で動作します。

Brocade Rhapsody Switch (トップ)

Brocade Communications Systems Inc. は、Rhapsody switch を製品化しています。これは、XPath と呼ばれる分離形態のアーキテクチャーを使っています。 主な二つの要素は、NetBSD オペレーティングシステムが動いている PowerPC プロセッサーの 中央 CPU と、3百万ゲートの ASIC である、ポートにもとづく XPath Storage Processor (XSP) です。その間にあるのは、 トランスポート独立の 1 テラビット毎秒のクロスコネクトファブリックです。

CATS - ATX 233-MHz StrongARM マザーボード (トップ)

Chalice Technology では、 ATX 規格の 233-MHz StrongARM ベースで、 完全な構築システムとして利用可能なマザーボード、 CATS を製造しています。 これには、システム用の NetBSD の CD-ROM が附属します。

DNARD - 233-MHz StrongARM ベースの「ネットワークコンピューター」 (トップ)

Digital SemiconductorLiberate Technologies (以前の Network Computer Inc) は、 233-MHz StrongARM CPU ベースの「ネットワークコンピューター」 ``Digital Network Appliance Reference Design'' をアナウンスしました。 プロトタイプには、このマシンに移植された完全な NetBSD-1.3 のソースコード一式が附属していました。

Microsoft の圧力により、 Digital はこのプロジェクトを放棄したと 報道されました。

DYNARC (トップ)

Dynarc では 光 IP ネットワーク向けルーター製品群を作っています。 これのソフトウェアのもととなったものは NetBSD (ほとんどはカーネル) です。

endgadget - パームサイズ NEC UNIVERGE WNX サーバー (トップ)

endgadget の パームサイズ NEC UNIVERGE WNX サーバーは、わずか 3.79 x 2.57 x 2 インチ (96.4 x 65.4 x 50.7mm) の大きさで、パームサイズであるといえます。 NetBSD が動作し、動画の入出力、オーディオの入出力、100Base-TX イーサネット、 CF カードスロット 2 個を備えており、3 時間のバッテリー駆動ができます。 NEC では、たとえばオフィスで電話をビデオカメラに接続する、 モバイルゲートウェイのような用途を想定しています。

EZF-1500E - 組み込み指紋システム開発キット (トップ)

BMF CORPORATION は、組み込み指紋システム開発キット EZF-1500Eを製造しています。このキットには、 ARM9 ベースのボードと、 NetBSD 1.6 ベースの開発環境が含まれます。さらに、指紋センサードライバー、 指紋照合ライブラリーおよびサンプルプログラムのソースコードと、 回路図が提供されます。

Force10 Networks (トップ)

Force10 Networks は、 高性能のギガビットおよび 10 ギガビットイーサネットスイッチとルーターを製造しています。 NetBSD は同社の FTOS ソフトウェアの基盤となっています。

Liberouter (トップ)

Liberouter プロジェクトの目的は、標準的な PC アーキテクチャーにもとづく デュアルスタック (IPv6, IPv4) ルーターの開発です。このプロジェクトは 二つの部分にわかれます。

  • COMBO6, パケットフォワーディングおよびフィルタリング機能のための 高性能なハードウェアアクセラレーター;
  • Netopeer, プラットフォーム独立なルーターおよび完全なネットワークの構成のための ソフトウェアシステム。

COMBO6 のソフトウェアドライバーは、NetBSD 用に開発されました。 ドライバーは、FPGA チップの構成、カード内のメモリーへのアクセス、 ハードウェア/ソフトウェアインターフェースの操作などをおこないます。

Network Engine と Network Camera Board (トップ)

株式会社アイピー・スクエア は、 SH3 に FastEther 2 ポートを持つ 67.6mmX55.0mm の小型 NetBSD ボード 「Network Engine」と、小型ワイヤレスカメラボード「Network Camera Board」を開発しました。

RGW2400 - NetBSD ベースのルーター/ゲートウェイ製品 (トップ)

ROOT Inc.RGW2400 は NetBSD を実装し、容易な管理と拡張性を提供しています。

Precedence Technologies NetManager (トップ)

英国に本拠を置く企業 Precedence Technologies は、NetBSD にもとづく シンクライアントと、このシンクライアント用のサーバー を販売しています。

Ricoh プリンター (トップ)

株式会社リコーでは、 MIPS/i386 ベースの IPSiO というプリンターシリーズと、 NetBSD で動くプリンターコントローラーを使っている Imagio Neo という MFP (multifunction product - 複写機/プリンター/fax/スキャナー/ドキュメントボックス) シリーズを製作しています。 また、 1060、 1224c および 1022 の品番を持つ複合プリンターのマニュアルでは、 これらが NetBSD で動いていることが述べられています。 [ MIPS ベースの MFP、 Duron ベースの MFP、 MIPS ベースの レーザープリンター]

リコーの NetBSD の著作権表示 と、同社の オープンソースに関する声明もご覧ください。

Savin (トップ)

Savin は、NetBSD をオペレーティングシステムとして使った プリンター を発売しました。同社は、NetBSD を使っていることを General Settings Guide に記しています。

SEIL シリーズ - 128K/T1/DSL/ATM 接続用軽量ルーター (トップ)

株式会社インターネットイニシアティブ では SEIL ファミリーのルーターを作っており、これには SEIL-T1SEIL/neu があります。 128K ISDN/BRI、 1.5Mbps PRI/T1、イーサネット (2 ポート/PPPoE) と 25Mbps ATM に対応した軽量ルーターです。 これは NetBSD/sh3 を使っており、 IPsec、 IPv6 と帯域制御をサポートします。 BSD magazine 2000 年 6 月の号に、この内部についての詳細が載っています。

SEIL/X シリーズ - ギガビット時代の接続用の高性能ルーター (トップ)

株式会社インターネットイニシアティブでは、 SEIL シリーズのルーター SEIL/X を製作しました。 SEIL/X1 (GEx3 ポート、スループット 1Gbps、VPN 性能 200Mbps) と SEIL/X2 (GEx2 ポート、GE スイッチx4 ポート、スループット 2Gbps、 VPN 性能 400Mbps) があります。 これらは NetBSD, OCTEON, npppd, pipex を使っています。 SEIL Special Download に詳細があります。

SGI ViewRanger (トップ)

「世界一小さく世界一軽い、 監視カメラ付きマイクロサーバー」では NetBSD が動いています。詳細はこの パンフレットと、この ページをご覧ください。

SiNic "router on a card" (トップ)

米軍の出資を受けて開発された、Seclarity の SiNic Wireless カードは、ふつうの無線 LAN カードのように見えますが、 実は完全に自律している独立した Unix コンピューターなのです。 このカードは標準的な IEEE 802.11 無線ネットワークのトラフィックを送受信して、 組み込みオペレーティングシステム、暗号ソフトウェア、防火壁を使い、 デスクトップ、ラップトップおよびサーバーシステムと安全なやりとりをおこなうことができます。

このデバイスは、標準的な PC カードスロットすべてに挿すことができます。 32MB のメモリーと専用プロセッサーを内蔵しており、これにより 802.11a, b, g のトラフィック制御と、内蔵の公開鍵暗号モジュールを使った暗号化および復号をおこないます。 このカードでは、特製のステートフルなプロキシー防火壁とともに、 専用版として特化された NetBSD オペレーティングシステムが動いています。 また、ユーザーアクセスポリシーの保持と管理もおこないます。 と、Seclarity の CEO の Adrian Vanzyl は述べています。

Speecys - "Humanoid Robotics Technology" (トップ)

Speecys と称される 2 足歩行ロボット技術です。

  • 身長約 50 cm、体重 3.7 kg。
  • NetBSD をベースとして使った SpeecysOS。
  • PowerPC(400MHz) を搭載した強力なプロセッサーユニット。
  • 無線 LAN (802.11b) 対応。
  • 動作エディター、制御ソフトウェア、その他。 PC 用アプリケーションに附属。

mmEye "multifunction multimedia server" (webcam) (トップ)

株式会社ブレインズ では、 "mmEye" という "multifunction multimedia server" を製作しています。 mmEye は、 100MHz SH3 CPU、ビデオキャプチャーデバイス、ふたつの PCMCIA スロット (ATA フラッシュメモリー用とネットワーク用─大抵は イーサネット) を持ち、 web カメラデバイスとして動作します。

Panasonic BL-C10 (トップ)

Panasonic BL-C10A ネットワークカメラの、 組み込み web サーバーのサポートのセクションには 「この製品は NetBSD カーネルの一部を使用しています……」 旨が明記されたアンカーから 4 条項 BSD ライセンスおよび寄与した作者全員の一覧へのリンクがあります。 (Chris Tribo による情報提供)。

Panasonic の web ページは http://panasonic.co.jp/pcc/products/en/netwkcam/lineup/c10a.html です。


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