NetBSD/amiga 1.2
NetBSD/amiga 1.2 は、 NetBSD/amiga
の 3 度目の公式リリースです。
Christian E. Hopps が、 1.2 リリース時点での NetBSD/amiga のメンテナーです。
対応ハードウェア
NetBSD/amiga 1.1 は、 FPU と MMU のある 68020 以上の CPU を持つ
すべての Amiga と、この条件に加えて CIA を持つ DraCo で動作します。
最小の構成では 4M の RAM と約 65M のディスクスペースを必要とします。
完全なシステムのインストールにはより多くのディスクスペースが必要ですし、
X の動作やコンパイルにはより多くの RAM を推奨します。 (4M の RAM
でも確かにコンパイルは可能ですが、速くはありません。 4M のシステムでは、
X は事実上使えません)
以下の表は、フルインストール用の、おすすめの HD パーティションサイズです:
partition: 推奨値, with X, 最低限, with X
root (/) 20M 20M 15M 15M
user (/usr) 65M 100M 55M 90M
swap ----- RAM 1M に対して 2M を割り当て -----
local (/local) お好きなように
お気づきかもしれませんが、 /usr のサイズの推奨値は、必要な値より大きな
20M となっています。これは、自分用にカーネルをコンパイルする必要があるかも
しれないので (GENERIC カーネルはすべての人が対象なので、大きくて邪魔です) 、
カーネルソースとコンパイル用のスペースを用意しておくためです。
4M のシステムを使う場合は、 swap パーティションをより多く
割り当てねばなりません。
NetBSD/amiga 1.2 では下記のデバイスがサポートされます:
- A4000/A1200 IDE コントローラー
- SCSI ホストアダプター:
- 33c93 ベースのボード: A2091、 A3000 内蔵および GVP Series II
- 53c80 ベースのボード: 12 Gauge、 IVS、 Wordsync、 Bytesync および
Emplant
- 53c710 ベースのボード: A4091、 Magnum、 Warp Engine、 Zeus および DraCo 内蔵
- FAS216 ベースのボード: FastLane Z3、 Blizzard I
および II
- ビデオコントローラー:
- 様々な Amiga に内蔵された ECS、 AGA および A2024
- Retina Z2、 Retina Z3 および Altais.
- Picasso II.
- GVP Spectrum.
- Piccolo.
- Piccolo SD64
- A2410.
- Cybervision 64.
- Domino
- Merlin (Zorro 2 のみ)
- OmNiBus
- ネットワークインターフェース:
- A2060 ARCnet
- A2065 イーサネット
- A4066 イーサネット
- Ariadne イーサネット
- ASDG イーサネット
- Hydra イーサネット
- Quicknet イーサネット
- テープドライブ:
- 以下のものを含む、ほとんどの SCSI テープドライブ:
- Archive Viper
- Cipher SCSI-2 ST150
- CD-ROM ドライブ:
- スキャナー:
機種独立な PINT インターフェースの統合により、下記のものが 動作するはずです:
- SCSI-2 スキャナーデバイスのように動く SCSI-2 スキャナー
- HP Scanjet II
- Mustek SCSI スキャナー
- Amiga フロッピードライブ、 Amiga (880kB
/ 1760kB) および IBM (720kB / 1440 kB) ブロックエンコーディングに対応.
- Amiga パラレルポート
- Amiga シリアルポート
- Amiga マウス
上記の一覧にないものは、このリリースではサポートされません。
特に (これですべてではありません) 、以下のものにはドライバーがありません:
Cyberstorm SCSI オプション、 Blizzard III SCSI、 Blizzard IV SCSI、 Ferret SCSI、
Oktagon SCSI。
NetBSD/amiga 1.2 のインストールに関心をお持ちなら、
インストール
ノートを読むべきです。
いくつかのハードウェアでの既知の問題
- Emplant SCSI アダプターは、
問題なくインストールしたのちに、ハングする原因となることが、
報告されています。
- Fastlane SCSI は、少なくとも、バス上に
複数のデバイスを伴って使った場合にデータエラーを起こしたりハングしたり
することが報告されています。これはあらゆる FAS ボードで問題となりえます。
- SCSI スキャナーサポートは機種独立であり、
動作するはずですが、多くの Amiga コンフィギュレーションではテストされて
いません。 Mustek および HP Scanjet は、 A3000 からアクセスされると
ハングするとの報告があります。このことは、他の 33C93-アダプターでも
ありえます。
- フロッピードライバーは、今のところ、
マウントされたフロッピーがライトプロテクトされていても、それを知らせません。
フロッピーが書き込み不可になっていても、バッファーキャッシュのせいで、
フロッピーには何も書き込んでいないことに気づかないことがあるかもしれません。
もし NetBSD/amiga に興味があれば、
より新しいバージョンを使うべきです。
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(連絡先 - 英語,
日本語:
www@jp.NetBSD.org)
$NetBSD: amiga.html,v 1.3 2007/07/29 02:41:35 kano Exp $
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