NetBSD/amiga 1.3
NetBSD/amiga 1.3 は、 NetBSD/amiga
の 4 度目の公式リリースです。
NetBSD 1.3.3は
NetBSD 1.3より優先して使うべき、パッチリリースです。
Christian E. Hopps が NetBSD/amiga のメンテナーです。
対応ハードウェア
NetBSD/amiga 1.3 は、 MMU のある 68020 以上の CPU を持つすべての
amiga と、 68060 DraCo で動作します。 68020 と 68030 のシステムでは
FPU が推奨されますが必須ではありません。現在のところ 68LC040、 68040V、
68LC060 のシステムでは正常に動作しません。
最小の構成では 4M の RAM と約 75M のディスクスペースを必要とします。
完全なシステムのインストールにはより多くのディスクスペースが必要ですし、
X の動作やコンパイルにはより多くの RAM を推奨します。 (4M の RAM
でも確かにコンパイルは可能ですが、速くはありません。 4M のシステムでは、
X は事実上使えません)
以下の表は、フルインストール用の、おすすめの HD パーティションサイズです:
partition: 推奨値, with X, 最低限, with X
root (/) 20M 20M 15M 15M
user (/usr) 95M 125M 75M 105M
swap ----- RAM 1M に対して 2M を割り当て -----
local (/usr/local) お好きなように
お気づきかもしれませんが、 /usr のサイズの推奨値は、必要な値より大きな
20M となっています。これは、自分用にカーネルをコンパイルする必要があるかも
しれないので (GENERIC カーネルはすべての人が対象なので、大きくて邪魔です) 、
カーネルソースとコンパイル用のスペースを用意しておくためです。
4M のファストメモリーしかない場合は、システムがより多くスワップするため、
swap パーティションをより多く割り当てねばなりません。
下記のデバイスがサポートされます:
- A4000/A1200 IDE コントローラー
- SCSI ホストアダプター:
- 33c93 ベースのボード:
A2091、 A3000 内蔵および GVP series II。
- 53c80 ベースのボード:
12 Gauge、 IVS、 Wordsync/Bytesync および
Emplant。
- 53c710 ベースのボード:
A4091、 Magnum、 Warp Engine、 Zeus および DraCo 内蔵。
- FAS216 ベースの SCSI ボード:
FastLane Z3、 Blizzard I および II、 Blizzard IV、
Blizzard 2060、 CyberSCSI Mk I および II。
- ビデオコントローラー:
- 様々な Amiga に内蔵された ECS、 AGA および A2024。
- Retina Z2、 Retina Z3 および Altais。
- Cirrus CL GD 54xx ベースのボード:
GVP Spectrum、
Picasso II、 II+ および IV、
Piccolo および Piccolo SD64。
- Tseng ET4000 ベースのボード:
Domino および Domino16M proto、
oMniBus、 Merlin。
- A2410。
- Cybervision 64。
- Cybervision 64/3D。
- オーディオ I/O:
- Amiga 内蔵 (現在のところ 8 ビットモードのみ)。
- Melody Mpeg-audio layer 2 ボード。
- イーサネットコントローラー:
- A2065 イーサネット。
- Hydra イーサネット。
- ASDG イーサネット。
- A4066 イーサネット。
- Ariadne イーサネット。
- Quicknet イーサネット。
- ARCnet コントローラー:
- テープドライブ:
- 以下のものを含む、ほとんどの SCSI テープドライブ:
Archive Viper、 Cipher SCSI-2 ST150。
- スキャナー: 機種独立な PINT インターフェースの統合により、
下記のものが
動作するはずです:
- SCSI-2 スキャナーデバイスのように動く SCSI-2 スキャナー。
- HP Scanjet II。
- Mustek SCSI スキャナー。
- CD-ROM ドライブ:
- シリアルカード:
- HyperCom Z3 および HyperCom 4。
- MultiFaceCard II および III。
- A2232。
- Amiga フロッピードライブ、 Amiga (880kB
/ 1760kB) および IBM (720kB / 1440 kB) ブロックエンコーディングに対応。
- Amiga パラレルポート。
- Amiga シリアルポート。
- Amiga マウス。
- シリアルマウスを含む、 DraCo シリアルポート。
- DraCo パラレルプリンターポート。
- リアルタイムクロック:
A2000、 A3000、 A4000 内蔵、
DraCo 内蔵 (r/o)。
上記の一覧にないものは、このリリースではサポートされません。
特に (これですべてではありません) 、
以下のものにはドライバーがありません:
- Blizzard III SCSI オプション。
- Cyberstorm Mk III SCSI オプション。
- Ferret SCSI。
- Oktagon SCSI。
いくつかのハードウェアでの既知の問題
- Emplant SCSI アダプターは、
問題なくインストールしたのちに、ハングする原因となることが、
報告されています。
- CV64/3d は Zorro II マシン
では使われません。この機種に対する実験的なサポートは
カーネルソースに含まれているので、カーネルのコンパイル時に
カーネルコンフィギュレーションファイルで ``option "CV3DONZORRO2"''
を使って試してみることができます。
- SCSI スキャナーサポート
は機種独立であり、動作するはずですが、多くの Amiga
コンフィギュレーションではテストされていません。 Mustek および
HP Scanjet は、 A3000 からアクセスされるとハングするとの報告が
あります。この問題は、他の 33C93-アダプターでもありえます。
- フロッピードライバーは、今のところ、
マウントされたフロッピーがライトプロテクトされていても、
それを知らせません。フロッピーが書き込み不可になっていても、
バッファーキャッシュのせいで、フロッピーには何も書き込んでいない
ことに気づかないことがあるかもしれません。また、 HD
フロッピードライブは、ブート時に HD フロッピーが挿入されたことしか
検知しません。
もしNetBSD/amiga 1.3のインストールに興味があれば、
インストールノートを見るべきです。
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(連絡先 - 英語,
日本語:
www@jp.NetBSD.org)
$NetBSD: amiga.html,v 1.3 2007/07/29 02:41:36 kano Exp $
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