NetBSD/mac68k 1.3
NetBSD/mac68k 1.3 は、 NetBSD/mac68k
の 4 度目の公式リリースです。
NetBSD 1.3.3
はNetBSD 1.3より優先して使うべき、パッチリリースです。
Scott Reynolds
が NetBSD/mac68k のメンテナーです。
対応ハードウェア
NetBSD/mac68k 1.3はほとんどの旧型68k Macintoshコンピューターで動作します。
約4MBのRAMで十分ブートするはずですし、不必要なセットをひとつふたつ外せば
40MBのハードディスクでもたぶんかろうじて動くでしょう。
しかし、コンパイルをしたり、ブートよりも面白いことを実際にしようとすると、
少なくとも8MBのRAMとより多くのディスクスペースがあったほうがいいでしょう。
NetBSD 1.3のバイナリーシステム配布セットを全てインストールするには、
約75MBが必要です
(スワップスペースが考慮されていないことに注意してください!) 。
バイナリーのX11配布セット用には、さらに25MBくらい必要になります。
同様に、ソースやオブジェクトをインストールするためにはさらに多くのディスクスペース
(すくなくともあと300MB) が必要です。
以下のMacintoshのハードウェアがサポートされています:
- CPUs:
- Mac II (PMMU付き)
- Mac IIx
- Mac IIcx
- Mac IIci
- Mac SE/30
- Mac IIsi
- Mac IIvx
- Mac IIvi
- Performa 400/405/410/430
- Performa 450
- Performa 460/466/467
- Performa 520
- Performa 550/560
- Performa 600/600CD
- LC 550, Performa 550
- MacTV
- LC II
- LC III
- LC III+
- LC 520
- LC 550
- Centris 650
- Quadra 610
- Quadra 630
- Quadra 650
- Quadra 700
- Quadra 800
- Quadra/Centris 660AV
- Quadra 840AV
- 内蔵SCSIバスとほとんどのSCSIテープ、ディスク、CD-ROM
- 内蔵サウンド (とにかく、いくつかのマシンでは十分ビープがなります)
- ほとんどの基本的なNuBUSビデオカード
(アクセラレートされた24ビットカラーのカードには問題があります)
- 両方の内蔵シリアルポート
- ADBキーボードとマウス (多くのサードパーティー製マウスやトラックボールも含む)
- Natl. Semiconductor社製8390チップやSONIC製(DP83932) チップの載った
イーサネットカード (Asante、Apple、その他にいくつか --
イーサネットと多くのNuBusビデオカード間で起こる相互干渉に問題があります;
詳しくは
イーサネットステータスページ
(日本語訳)
をご覧ください)
- Quadraシリーズ用のSONICチップ搭載オンボードイーサネット
- AV仕様Quadra用MACE製チップ (Am79C940) 搭載のオンボードイーサネット
- FPUなしのいくつかのマシン。68882がない'030系マシン用に
浮動小数点エミュレーションが利用できますが、'LC040系システムのサポートは
完全ではありません。
もし68030のシステムが上のリストに載っていない場合は、
オンボードビデオへのアクセスに問題があるためです。
シリアルコンソールでは動作するかもしれません。
このカテゴリーで知られている機種です:
- ClassicシリーズMac
- PowerBook 100シリーズとDuoシリーズMac
これらのシステムのうち、いくつかはカスタムのカーネルで動作することを覚えておいてください。
詳しくは
マシンステータスページをチェックしてください。
もしお使いの68LC040システムが上のリストに載っていない場合は、
この種類のプロセッサー用の浮動小数点エミュレーション (FPE) に問題があるためです。
このカテゴリーには以下のマシンが含まれます:
- 新しいLCシリーズマシン
- 新しいPerformaシリーズマシン
- いくつかのPowerBook 500シリーズMac
リストに挙がっていないデバイスをお持ちでしたら、
他のものと互換性があるかもしれませんし、ただ単に忘れているだけかもしれません。
どれもだめでしたら、あなたがドライバーを書くこともできるでしょう!
これらのシステムのうち、いくつかはカスタムのカーネルで動作することに御注意ください。
詳しくは
マシンステータスページをご覧ください。
非常によく聞かれる項目で、1.3ではサポートされていないものは以下の通りです:
- 68LC040系Mac。これらのマシン用の浮動小数点エミュレーションのサポートを
完成させるために、作業が進行中です。
- Macintosh IIfx: このマシンはADBインターフェース (IOP) とSCSI DMAに
通常とは違ったチップを使用していて、サポートが難しくなっています。
しかし、作業が進行中です。
- Quadra 900/950: これらのマシンはIIfxで使用されていたものと同様の
ADBインターフェース用I/Oプロセッサーチップを使用しており、
同じくサポートの問題に直面しています。
- PowerPC搭載Mac。これはこのポートとは別に努力がされています。
PowerPCは68k Macの内部にある多くのハードウェアが全く違うように、かなり異なったプロセッサーです。
もし興味がありましたら、 MkLinuxプロジェクトを
ご覧ください。さらに情報がいりようでしたら、
NetBSD/powerpcの
ステータスページをご覧ください。
- アクセラレーターカードはキャッシュが有効になった状態ではサポートされていません。
ほとんどの68030系アクセラレーターはキャッシュを無効にするとNetBSD/Mac68kで
使用できます。68030マシン用の68040アクセラレーターはまだ問題があります
(これらのマシンではブートに失敗するでしょう) 。
お探しのものは見つかりましたか?
currentシステムや
TODOリストにあるか確認してみましょう。
興味深い他のドキュメント
まだ疑問がある時は、
FAQ、
meta-FAQ、
一般的情報ドキュメント、
マシンステータスドキュメントなどをご覧ください。
もしNetBSD/mac68k 1.3のインストールに興味があれば、
インストールノートを見るべきです。
NetBSD 1.3 公式リリースに戻る
(連絡先 - 英語,
日本語:
www@jp.NetBSD.org)
$NetBSD: mac68k.html,v 1.3 2007/07/29 02:41:37 kano Exp $
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