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NetBSD 2.1 のアナウンス

NetBSDプロジェクトは、 NetBSDオペレーティングシステムのリリース 2.1 を発表できることを喜ばしく思います。

NetBSD 2.1 について

NetBSD 2.1 は netbsd-2 リリース枝の最初の保守リリースです。 このリリースでは、多くの新しいデバイスへの対応、多くのバグの修正、 カーネルサブシステムの修正および更新、ユーザー環境の多くの拡張など、 数々の機能拡張がおこなわれています。さらに、 NetBSD 2.0.3 の更新でのセキュリティー上の修正や致命的なバグ修正も、 すべて含まれています。

NetBSD 2.1 の完全なソースコードおよびバイナリーは、世界中の多くのサイトから ダウンロード可能です。FTP、AnonCVS、SUPやその他のサービスによる ダウンロードサイトの一覧が、このアナウンスの最後にあります。 また、最新のダウンロードサイトの一覧は、以下の場所にもあります。

CD-ROM ISO イメージを使ってインストールをする利用者のみなさんには、 ISO イメージ置き場にある torrent ファイルを使い、 BitTorrent 経由でダウンロードすることをおすすめします。 BitTorrent は、配布機構のひとつとして最近追加されたものであり、 帯域を確保するために BitTorrent を使うことを強くおすすめします。

NetBSD について

NetBSD オペレーティングシステムは、完全な機能を持つ、オープンソースの、 UNIX風のオペレーティングシステムで、Berkeley Networking Release 2 (Net/2)、 4.4BSD-Liteそして4.4BSD-Lite2の流れをくんでいます。 NetBSD は、17 のまったく異なるCPUファミリーと 17のマシンアーキテクチャーをサポートし、54の異なる システムアーキテクチャー上で動作しており、さらに現在も移植作業が 進められています。 NetBSD 2.1 リリースには、48 の異なるマシン向けの完全なバイナリーリリースが 含まれています。

NetBSDは高度に統合されたシステムです。NetBSDは、移植性の高い 高性能なカーネルに加えて、ユーザーユーティリティー、 さまざまな言語のコンパイラー、X ウィンドウシステム、 ファイヤーウォールソフトウェアなど多くのツールを、 全てソースコード付きで含んでいます。NetBSD パッケージコレクションには 5500 を超えるパッケージがあり、 現在、各種プラットフォーム用のバイナリーパッケージをリリースするための作業がおこなわれています。

NetBSDプロジェクトの目的についての詳しい情報は、 以下の NetBSD Webサイトから得ることができます。

NetBSDはフリーです。すべてのコードは非限定的ライセンスで配布され、 誰にもロイヤルティーを払うことなく利用できます。無償のサポートサービスを、 メーリングリストやWebサイトを通じて受けることができます。 また、商用サポートには様々なものがありますが、その主なものは 以下から見つけることができます。

NetBSD についてのより広範囲の情報は、 NetBSD のWebサイトから入手することができます。

NetBSD は、世界中に広がる多様な開発者たちのグループによる作品です。 NetBSDの名前の中のNetとは、インターネットに対する感謝のしるしです。 インターネットは、私達がコミュニケーションしたり、コードを共有することを 可能にしました。 インターネットなしでは、このプロジェクト自体存在し得なかったでしょう。

2.0 と 2.1 の間の主要な変更点

変更点の完全な一覧は、 NetBSD 2.1 リリースツリーのトップディレクトリーにある CHANGES-2.1 ファイルにあります。

2.0 から 2.1 の間におこなわれた主な変更点は以下の通りです。

カーネル

  • SH3/4 プラットフォームで、 高負荷下にリブートするバグを修正しました。
  • sparc64 および alphapmap(9) の問題をいくつか修正しました。
  • 長らくの課題であった、 SYSV セマフォのコードのバグが修正されました。
  • 大きなプロセスのフォーク時にハングする問題を 除去しました。
  • ata(4) および wdc(4) ドライブが、 本当の CRC エラーによってのみモードを下げるようになり、 また、UDMA モードがよりゆっくり下げられるようになりました。
  • Promise SATA150 シリーズのコントローラーに対応 (RAID 対応を含む) する pdcsata(4) ドライバーが追加されました。
  • RAIDframe ディスクドライバーに、 さまざまなバグ修正と改良がおこなわれました。
  • nVidia nForce3 チップセット (i386, amd64) のさまざまなデバイスに対応しました。
  • 一部の Intel Xeon システムにおける、 割り込みの問題が修正されました。
  • VT642 SATA RAID コントローラーに対応しました。
  • esiop(4) ドライバーにさまざまな修正がおこなわれました。
  • aac(4) ドライバーが Dell CERC SATA RAID に対応しました。
  • ahd(4) ドライバーがより多くの Dell ボードに対応しました。
  • ehci(4) ドライバーの問題が数多く修正されました。
  • 京セラ AIR-EDGE フォンドライバー ukyopon(4) が追加されました。
  • 不透明なデータ構造体をともなうコマンドに関して wdc(4) ドライバーが修正されました。 atactl smart status コマンドが、 ビッグエンディアンのホストで動作するようになりました。

ネットワーキング

  • i82547 Gig-E チップに関する主な性能の問題について wm(4) が修正されました。
  • sk(4) のチップ同定と性能が改善され、また、Belkin Gigabit Desktop Network PCI カードに対応しました。
  • vlan(4) インターフェースの破棄時にシステムがクラッシュするバグが修正されました。
  • rnd(4) のソースとして rtk(4) および tl(4) インターフェースが追加されました。
  • tl(4) ドライバーが Compaq Netelligent 10 T/2 PCI UTP/Coax Controller に対応しました。
  • stf(4) インターフェースの MTU の変更に対応しました。
  • gre(4) インターフェース上での IPv6 に対応しました。
  • hme(4) ドライバーが SPARC 以外のハードウェア上の ボードに対応しました。
  • stge(4) のビッグエンディアンでの問題やその他の問題がいくつか修正されました。 stge(4) はハードウェアチェックサムを使った sparc64 で動作します。

ファイルシステム

  • 多くの NFS の問題が修正されました。
  • サーバー上でオープンされているファイルへの SMBFS 経由でのファイルアクセスの問題が修正されました。
  • BSD ログ構造化ファイルシステム LFS への、 さまざまな改良がおこなわれました。

セキュリティー

  • krb5(3) を使った、 Windows 2000 (以降) ドメインのパスワード変更に対応しました。
  • IPSec AH パケットを使ったサービス不能攻撃のおそれを修正しました。
  • NetBSD-SA2005-10 OpenSSLが中間者攻撃 (man in the middle)によって、 弱いプロトコルを強いられる問題
  • NetBSD-SA2005-09 imake を使った構築時の /tmp ファイルの安全でない使用
  • NetBSD-SA2005-08 FreeBSD 互換コードのヒープメモリー破壊
  • NetBSD-SA2005-07 AES-XCBC-MAC の計算に固定の鍵が使われる問題
  • NetBSD-SA2005-06 CVS の複数の脆弱性
  • NetBSD-SA2005-05 cgd(4) の構成を解除した際の暗号鍵破棄
  • NetBSD-SA2005-04 MIT Kerberos 5 クライアントのバッファーオーバーフロー
  • NetBSD-SA2005-03 F_CLOSEM によるローカルサービス不能攻撃
  • NetBSD-SA2005-02 特定のドライバーにおけるオーディオデバイス経由のローカル DoS

システム管理およびユーザーツール

  • ローカルシステムと NTP サーバーの間で 対応しているプロトコルファミリーに共通のものがない場合 (たとえば IPv4 と IPv6) に ntpd(8) がコアダンプする問題が修正されました。
  • pax(1) に、 数多くのバグ修正と新機能追加がおこなわれました。
  • ifwatchd(8) が修正され、 起動時の最初のインターフェース走査時にリンクが確立ずみの場合には CARRIER スクリプトを呼ぶように修正されました。
  • cvs(1) がバージョン 1.11.20 に更新されました。
  • 空のファイルや巨大なファイルに対して grep(1) がクラッシュする問題が修正されました。
  • gzip(1) の問題が多く修正されました。

その他いろいろ

  • cats ポートに VT 切替が追加されました。
  • クロス構築システムに さまざまな修正と改良がおこなわれました。
  • libpthread および libpthread_dbg のいくつかの問題が修正されました。
  • ブート後に (たとえば) umass(4) デバイスを挿した場合の問題を回避するため、 USB メモリー予約を実装しました。
  • パッケージツールがバージョン 20050530 に更新されました。

現時点で注意すべきこととして、sysinst ではあらかじめ作成された サードパーティーバイナリーパッケージや pkgsrc システム自身を インストールできません。詳しくは、NetBSD パッケージコレクションドキュメンテーションを参照してください。

謝辞

NetBSD Foundationは、コード、ハードウェア、ドキュメンテーション、 資金、サーバーの場所、webページその他のドキュメンテーション、 リリースエンジニアリング、その他のリソースを、長年に渡って提供して くださった全ての人々に感謝します。 NetBSD を立ち上げた人々についての 詳細な情報は以下の場所にあります。

私達が使っているコードの膨大なサブセットを提供してくれた カリフォルニア大学バークレー校とGNUプロジェクトには、特に感謝します。 また、サーバーを提供していただいている Internet Systems Consortium とヘルシンキ工科大学にも感謝します。

NetBSD Foundation について

NetBSD Foundation は1995年に、NetBSDプロジェクトの中核のサービスを管理し、 産業界やオープンソースコミュニティーへのプロジェクトを売り込み、 NetBSDのコードベースの知的所有権を守るために設立されました。 日々のプロジェクトの作業は、ボランティアによっておこなわれています。

NetBSD Foundation は非営利の組織で商業的背景を持たないことから、 利用者からの寄附に依存しています。 私たちのすばらしいオペレーティングシステムの製作を続けられるようにするため、 寄附をしていただくようお願いしています。

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