Re: some low-level questions for apm and emacs

[sato@netbsd.org]

佐藤です。
判る部分だけ。

> (1) (MobilePro 780 での) apm のサポート状況はどの程度でしょうか？ 具体
>     的には、A/C のステータスと battery 残量を読みとることは可能でしょ
>     うか。1.5 のソース(src/sys/arch/hpcmips/dev/apm/apmdev.c) を眺める
>     とできそうな雰囲気がありますが、/usr/sbin/apm は i386 にしかないよ
>     うなので、hpcmips では未完成(?)、ということでしょうか。

現状は幾つか問題があります。
1. /usr/sbin/apmが移植されていません。 apmdevのdevice interfaceもありません。
2. apmdevはA/Cステータスやbattery残量を読む物理デバイスからの
   config_hook的なイベント駆動で動くようになっていますが、現在
   イベントを送って来るのは電源ボタンだけです。

これは
1.	hpcなマシンでは i386なPCとはことなりAPM BIOSはないので
	すべて自前でやらなくてはいけない。
2.	ハードの仕様が公開されていないため解析しながら実装しなくてはいけない。
3.	人手不足。
などの理由によります。

個人的には
MC/R530, IBM z50については多少の解析結果と
電圧値から残量を推測してconfig_hook的eventを作成するための案があるのですが、
いろんな個人的理由およびそれを実装するために実装になければいけない
部分の多さから未実装です。

> (3) microdrive を使用している場合、battery は何時間程度もつものでしょ
>     うか？ 仮に限界まで battery で運用した場合、システムはその場で落ち
>     てしまうのでしょうか？ それとも、suspend モードに入りますか？
マシンにもよりますが、MC/R530では2時間ぐらいかな。
限界までbatteryを運用した場合、その場で落ちます。
(1)の理由からsuspendに落すためのきっかけがないからです。

ちなみにバッテリーの電圧計測機能だけはすでに実装してあり,
A/Dコンバーターの素の値がわかります。
boot時に-vをつけると適当な間隔でkernel printfされます。
素の値なので残量がわかるわけではありませんが、やばい場合の値を
しっておけば人間がsuspendに落すことは可能でしょう。
やっつけでsuspendに自動で落すのもできますが、壮大な予定もあるので
やっていません。

sato