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Re: patch for L-Router



竹村です。

----- Original Message -----
From: "Izumi Tsutsui" <tsutsui@ceres.dti.ne.jp>
To: <port-hpcmips-ja@jp.netbsd.org>
Cc: <tsutsui@ceres.dti.ne.jp>
Sent: Sunday, December 23, 2001 9:03 PM
Subject: Re: patch for L-Router


> 筒井です。話の本質とは関係ありませんが……
>
> L-Router の support を hpcmips の中に入れてしまうのは
> なんだか違和感があるんですけど、独立した port としたほうが
> いいんじゃないでしょうか。
>
> 今でも「どこまでが単一の port か」という定義は結構曖昧ですが、
> 基本的には単一の GENERIC kernel でサポート可能な範囲、ってのが
> 一つの基準だと思ってます。 #arm32 も分割されましたし。
> VR/TX くらいなら sun3/sun3x と同じく許容範囲だと思いますが、
> L-Router は周辺内蔵 CPU が同じなだけでもはや "hpc" ではないので
> それを無理矢理 config で書き分けるのはどうかなあという気がします。

おっしゃることは理解しているつもりですが、(正しく理解できていると
すれば)それは誤解です。
hpcmips は「ハンドヘルドコンピュータのためのポート」ではなく、
「”ハンドヘルドコンピュータのためのCPU”へのポート」です。
TX のサポートが追加されたり、Vr シリーズも Windows CE 専用という
わけではなくなってきたりして、いろいろ実情にあわなくなってきている
ところもありますが、現状では、Vr または TX をつかったマシンは
すべて hpcmips ということでよいおもいます。

これは一般の NetBSD のポートの区分から考えるとだいぶ違和感が
あると思いますが、周辺のI/Fをたくさん集積して、ほとんど専用の
コンパニオンチップが用意される組み込みCPUでは仕方がないこと
とおもいます。1 chip computer に近いので、CPU イコール、ポートと
いうことになっていしまいます。
これらのマシンはどれも、CPU とコンパニオンチップ1個のほかは
メモリなどを除くとたいしたチップが入っていないのです。

実際に、L-Router と SigmarionII, MP-C303 のブロック図がほとんど
同じというか、L-Router と SigmarionII の違いより、Sigmarion と
SigmarionII の違いのほうが大きいということからもご理解いただける
のではないでしょうか。

TX と VR をべつのポートにするというのはありのような気がします。

Takemura