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NetBSD/sun3

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About NetBSD/sun3

NetBSD/sun3 は、 Sun Microsystems sun3 および sun3x シリーズのコンピューターへの NetBSD ポートです。 これらのマシンは、それぞれ、 Motorola 68020 および 68030 CPU と、 Sun 設計のカスタム MMU をベースにしています。 Sun はこのコンピューターを、サーバーおよびデスクトップワークステーション として、 1980 年代中期から後期まで発売していました。これらは、 NetBSD で NetBSD/sparc としてサポートされている sun4 SPARC RISC システムにとってかわられました。

Nathan Williams と Jeremy Cooper が、 NetBSD/sun3 のメンテナーです。

NetBSD/sun3 News

2006-05-09:   m68k 用のバイナリーパッケージが利用可能

Greg Oster が最新の枝 pkgsrc-2006Q1 から構築した約 1000 個のパッケージが ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/packages/packages-2006Q1/NetBSD-3.0/m68k で入手できます。 このパッケージは m68k ベースの全ポートで使うことができます。

詳細は、Greg Oster のお知らせをご覧ください。

Archive of NetBSD/sun3 news items

対応システムモデル

NetBSD/sun3 は、下記の sun3 および sun3x アーキテクチャーのマシンで動作します:

Model MHz RAM RAM Expansion Bus Slots Type
Sun 3/50 15.7 4 3rd party n/a n/a sun3
Sun 3/60 20 24 24 30-pin SIMM: 1x9 100ns P4 (video) 1 sun3
Sun 3/75 16.67 16 VME bus memory cards VME bus 2 sun3
Sun 3/80 20 40/64 16 30-pin SIMM: 1x9 or 4x9 100ns P4 (video) 1 sun3x
Sun 3/100 series 16.67 16 VME bus memory cards VME bus 3 sun3
Sun 3/200 series 25 64 VME bus memory cards VME bus 12 sun3
Sun 3/400 series 33 128 VME bus memory cards VME bus 12 sun3x
Sun 3/E 20 4(?) VME bus memory cards VME bus n/a(?) sun3

RAM 欄は、サポートされる RAM の最大値 (メガバイト) です。

Sun は、異なる数のバススロットを持つ、様々な VME バスキャビネットを 製造しました; 最大の RAM や I/O の拡張性は、 CPU というよりも、 バススロットの数の問題になります。

Sun3/80 の RAM 容量は、ブート ROM のバージョンによって異なります - 3.0.2 では 40MB、 3.0.3 では 64MB です。

Sun 3/50 では 4MB の RAM がマザーボードに直付けされています; このワークステーション用の拡張 RAM はすべて、サードパーティー の提供する解決 (ハックともいう) によるものです。

Sun 3/E は、組み込みシステムの部品として作られた 6U VME シングルボードコンピューターです。

Sun 3/80 workstation と Sun 3/400 シリーズは、 Motorola 68030 CPU ベースの sun3x アーキテクチャーのマシンです。 これらは、 Sun が Motorola のマイクロプロセッサーを使った最後の設計で、 mc68030 が CPU に統合された MMU を持つことから、 多少複雑なものになりました。

Sun Microsystems は、彼らの SPARC CPU 設計が商業的に成功した時点で、 Motorola マイクロプロセッサーによるシステム設計を中止しました。

NetBSD/sun3 の特徴

  • ディスク、ネットワーク、テープからのネイティブなブートプログラム
  • 自動化されたインストールツール ("miniroot" を使用)
  • SCSI ドライバーは DMA、 interrupts、 (オプションで) disconnect/reselect をサポート
  • フレームバッファードライバーは SunOS および X11R6 互換
  • Sun3/2XX モデルで Virtually Addressed Cache (VAC) をサポート
  • Storage Module Device (SMD) ディスクドライバー
  • ほとんどの SCSI デバイスをサポート (CD-ROM、ディスク、その他)
  • ディスクレス (ネットワーク) ブートが可能
  • ビルトインカーネルデバッガー
  • SunOS 4.1 互換機能

必要なディスクおよび RAM

最小

4MB RAM, ~80MB ディスク

通常

8MB RAM, 200MB ディスク

通常 + X11

16MB RAM, 300MB ディスク

オブジェクトを除く、 NetBSD のソース一式には、 200MB のディスクが必要です。

X Window System の動作や NetBSD システムソースのコンパイル (つまり開発) のためには、より多くの RAM とディスクをおすすめします。 好性能を得るには 8MB の RAM、 X Window System を使う場合は 16MB の RAM が必要です。

対応ハードウェア

現在のところ、以下に掲げる Sun3 デバイスがサポートされています:

  • RS-232c シリアルポート:
    • ttya、 ttyb としての内蔵 z8530 SCC (zs)
  • Sun ビデオアダプター:
    • 1 bpp framebuffer, (bwtwo)
    • 8 bpp framebuffer (cgtwo)
    • 8 bpp (+overlay) framebuffer (cgfour)
  • ネットワークインターフェース:
    • オンボード AMD LANCE Ethernet (le)
    • オンボード Intel Ethernet (ie)
    • VME Intel Ethernet ボード (ie)
  • SCSI バスホストアダプター:
    • オンボード NCR 5380 SCSI バスコントローラー (si)
    • sun3x のオンボード Emulex SCSI コントローラー (esp)
    • Sun-3 VME SCSI (NCR 5380 SBC 含む、 Sun part # 501-1236) (si)
  • SMD ディスク: (巨大なディスク)
    • Xylogics 450/451 (xy)
    • Xylogics 753/7053 (xd)
  • フロッピードライブ:
    • Sun 3/80 内蔵フロッピードライブ (fdc)
  • 入力デバイス:
    • Sun キーボード (kbd) とマウス (ms)
  • その他もろもろ:
    • バッテリーバックアップされたリアルタイムクロック。

ここに挙がっていないデバイスでも、これらと互換性があったり、 あるいは単に私たちが書き忘れている可能性もあります。 うまく動かなければ、あなたがドライバーを書いてもよいでしょう !

注意: Sun VME sc SCSI カードは未サポートです。

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