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mgterm & MGL



やないといいます。はじめまして。

mac68k で動く小さな日本語環境が欲しくて、PocketBSD の成果物である
 MGL というものに手を出しています。

この MGL には、 mgterm という小さな日本語コンソールが付いていまし
て、これが使えれば X 入れなくても日本語読み書きできてうれしいな、
などと思っているのですが、この肝心な mgterm がうまく動いてくれな
くて、どうにも困ってしまっています。

MGL には X や、 console で動作させる機構も備わってまして、 
NetBSD/i386 、hpcmips を使って、NetBSD 方面の動作を見ているのです
が、こちらでは mgterm はうまく動作しています。しかし何故か mac68k
 ではうまく動いてくれないです。

MGL の動作確認をおこなっているのは、以下のような環境です。

	NetBSD/i386	1.4.1
	NetBSD/mac68k	1.4.1
	NetBSD/hpcmips  current


通常、 mgterm のようなコンソールソフトを起動させると、プロンプトが
出てきて、入力できるようになるのがふつうですが、mac68k 上での 
mgterm の場合、プロンプトまでは出てくるのですが、それ以降のキー入力
、出力がうまく取れてないみたいでして、その後は何も表示されませんし、
何の操作もできなくなります。

mgterm では 0 からキー入力を読んで、 それを terminal_in という関数で
 pty に送り出しています。で、ふつうならこの後、 pty から来るデータを
読むことで、端末の表示などが行われるはずなのですが、どうも pty から
何らデータが返ってこないようなのです。といいますか、入力が取れないよ
うなので、pty に送り出すところでおかしくなっているような気もします
(キー入力がちゃんと入ってきているのは確認できました)。

しかし NetBSD/i386 では、 X や console でちゃんと動きますので、「
mac68k と i386 等で、ここらへんの作りに、何らかの差異があるんじゃな
いか」などと思い、 dt のソースと見比べてみたりしたのですが、 dt でも
入力が /dev/adb を使っているくらいの違いでして、 mgterm とやってる事
はそう変わってないように見えました。

あと以前の版の mac68k 向け MGL では、dt から持ってきたソース(といい
ますか、MGL の mac68k 版のソースの多くは、 dt のソースを流用していま
す)使いまして、 adb からキー入力させるようにしていました。けれどこの
版でも mgterm の症状になんら変化なかったです。

#現在の MGL では積んでないです > adb サポート
#「将来的に wscons(wskbd) にするといいです」との、他方面からのアドバイ
#スいただきましたので...いずれ mac68k にも積まれるものと思いますし。


長くなりましたが、ということでして、 mac68k には他の arch とはどこかが
異なっているみたいでして、どこかを mac68k に合うように変えてあげないと
いけないみたいなのですが、その「他との違い」というところがよく分りませ
んです。

どなたか、ここらあたりの「差異」について、詳しくご存知の方居られました
ら、お助け(情報・アドバイス等)ください。よろしくおねがいします。




P.S
ちなみに、 mgterm 以外のソフトは概ね動いているようです。 > MGL
MGL(現在は MGL2)については、以下の Web ページに情報があります。

	http://at.sakura.ne.jp/~suz/MGL2/


現状では mac68k 版は、 2,4,8bit gray、16(15)bit color モードで動作しま
す(8bit color はまだできていません)。
function-key 等を含めたキーサポートや、 mouse は、 wscons が載ってから
考えることにしてます。もし wscons でダメそうなら、また /dev/adb を使う
ことも考えています。

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柳井 裕之(やないひろゆき)  Hiroyuki Yanai
fk200329@fsinet.or.jp